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東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は9日、ギリシャ国内で12日に予定されている五輪聖火の採火式と19日の日本側への引き継ぎ式が、いずれも無観客で行われると発表した。新型コロナウイルスの感染が広がっている事態を考慮し、9日に国際オリンピック委員会(IOC)、ギリシャの五輪委員会との3者協議を実施して合意した。
日本からは当初、組織委や日本オリンピック委員会(JOC)などの約50人が出席する計画だったが、35人程度に絞る。組織委によると、ギリシャでのスポーツイベントの多くが無観客開催となっているが、同国五輪委から「日本のために(聖火関連の)式典はきちんとやる」との意思が示されたという。
組織委は福島、宮城、岩手の被災3県で聖火を展示する「復興の火」についても、感染防止を優先して計画の見直しを進めている。