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東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は13日、今月29、30の両日行われる栃木県内での五輪聖火リレーの走者と走行場所を発表した。走者は、既に発表されている県実行委員会推薦の53人と新たに135人を加えた計188人。一部調整中で走者未定の区間があり、今後追加される予定。また、NHKの番組収録に合わせて佐野市で実施予定だった29日の第4区間は、リレーを行わないことになった。
県内リレーの出発地となる足利市。最初の走者には、市の魅力を発信する「あしかが輝き大使」のタレント勝俣州和さん(55)が選ばれた。同じく29日の栃木市では、巴波川の遊覧船で聖火を運ぶ役目を、同市出身でモデル・女優の石川恋さん(26)が担う。この日最終区間の那須烏山市では、103歳の現役理容師箱石シツイさんが善念寺前から山あげ会館までの区間を担当し、昨年のラグビーワールドカップ日本代表の田村優選手(31)が最終走者を務める。
一方、2日目の30日は那須町からスタートする。お笑いコンビ「U字工事」の益子卓郎さん(41)(大田原市出身)と福田薫さん(41)(那須塩原市出身)の2人がこの日最初の聖火受け渡しを行う。
世界遺産を巡る日光市では、同市出身の書家涼風花さん(34)が日光二荒山神社拝殿前を出発。県内最終区間の宇都宮市では、将来国際舞台での活躍が期待される小中学生アスリート10人がグループで走り、最終走者の宇都宮ブレックスの田臥勇太選手(39)に聖火を手渡す。
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、聖火リレーについて走者の体調管理の徹底や観覧への配慮を求める基本方針を示しており、県は実施1週間前をめどに具体的な対応を決める。