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オリンピック延期?「今から市民に周知無理」…栃木

 
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 東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会が23日の記者会見で大会延期の可能性に触れ、栃木県内で29日にスタートする聖火リレーについても実施方法を改めて検討するとした。リレーの準備を進めてきた自治体からは「今から市民に周知できない」と戸惑いの声が上がり、聖火ランナーを務める県民も不安げな様子。海外チームの事前キャンプを受け入れる自治体は早期の開催時期決定を求めた。

 那須塩原市教育委員会スポーツ振興課の小高裕一課長はこの日、「関連イベントの中止は25日の新聞折り込み広告で周知する予定だったが、これ以上実施方針が変わると、周知する時間と方法がない」と話し、変わる方針への対応に苦慮する。

 那須町教育委員会生涯学習課の担当者は「今から沿道での応援が禁止になっても止められないだろう。仮に禁止になればボランティアは仕事内容が変わる可能性があるが、今から知らせる手段がない」と焦りを見せる。

 県の担当者は「翻弄ほんろうされっぱなし」と厳しい表情。組織委は26日に予定通りスタートするとしたものの具体的な方針は示されず、「聖火リレーは五輪の中の重要な行事という位置づけのはず。まるで別イベントのような扱いだ」と疑問を投げかけた。

 103歳で聖火ランナーを務める箱石シツイさん(那珂川町)は当日に向け、筋力トレーニングや、当日着る防寒着の用意など準備を重ねてきた。「(観覧が禁止されるなどすれば)思い描いていたリレーとは変わっちゃうけど、自分の力を信じて頑張りたい」と話した。

 地元の市貝町から近い茂木町を走る白鴎大陸上部の野沢綺花さん(20)は「親戚や、中学時代に陸上部でお世話になった人たちが見に来てくれる予定で、みんな楽しみにしてくれている。どのような形になってもしっかり役目を果たそうと思うが、やっぱり沿道の応援の中で走りたい」と話す。

 県内のスタート地点になる足利市によると、聖火リレーを楽しみにする市民から今月に入り、「この状況でリレーはできるのか」などの問い合わせが寄せられているという。担当者は「観覧が制限されることになれば、市民や走者に申し訳ないし残念だ」と話した。

 仮に五輪が延期になれば、海外チームの事前キャンプを受け入れる自治体も対応を迫られる。

 オーストリア・トライアスロンチームのホストタウンになっている那須塩原市は、4月にも費用分担などについての合意書を結ぶ予定だ。しかし、「開催時期が変われば、すでに押さえてある宿や練習場所を再度押さえなければならない。合意書の内容も変わる。延期なら延期で、時期が具体的に示されないと動きようがない」と話した。

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