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「聖火リレーどうなる」準備関係者ら困惑…愛媛

  
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愛媛県内の聖火リレーまで「29日」と表示されたカウントダウンボード(松山市で)
愛媛県内の聖火リレーまで「29日」と表示されたカウントダウンボード(松山市で)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京五輪の聖火リレーが仕切り直しとなる見通しになった24日、4月22、23日に聖火リレーが予定されている愛媛県内でも、関係者らが困惑の表情を見せた。一方、走者からは「絶対走りたい」という声が上がった。

 県庁などに設置されているカウントダウンボードには24日、「聖火リレーまで29日」と表示された。

 県オリパラ・マスターズ推進室の担当者は「大会組織委員会から正式な連絡が来ていない。準備が必要なので早く方針を教えてほしい」と困惑していた。聖火リレーの県実行委員会では、20市町を巡る聖火リレーのルートや時間を書いたパンフレット5万部を作り、市町などに配った。2日間の警備や交通規制なども最終調整に入っている。

 パラリンピックでも、8月13、14日に松山、今治、西予市で採火した後、県庁で集火・出立式がある8月16日までに、残る全17市町の福祉施設などを回ってイベントが開かれる予定だ。

 担当者は「まずは約1か月後に迫った五輪の聖火リレーがどうなるのかが知りたい。五輪が延期になるのであれば残念だが、出場する選手のことなどを考えるとやむを得ない部分もある」と話した。

 今治市は、3月上旬、コース予定の市役所や今治城周辺の沿道約1・5キロに聖火リレーののぼり約150本、交通規制を知らせる看板約10枚を設置。担当者は「早くどうなるか、決めてもらわないと撤去もできない」と気をもむ。

 2004年アテネ、08年北京五輪の女子マラソンに出場し、聖火ランナーとして走る予定だった土佐礼子さん(43)は、「自分の走りで聖火をつなぎたかった。聖火ランナーとして再び五輪に関われると楽しみで、沿道の観客と一緒に盛り上がる様子を思い描いていたのだが」と肩を落とした。

 また、大会開催時期について「判断がはっきりせず、選手としては集中を保ちにくい状態。延期するとしても、できるだけ早く決めて知らせてほしい」と、オリンピアンらしい注文をつけた。

 県内最年少の聖火ランナーに選ばれた西予市野村町の野村小6年の女子児童(12)は24日が卒業式だった。西日本豪雨で被災して仮設住宅に住む児童は、「一生に1度しかできない体験なので、絶対走りたい。新型コロナウイルスの騒ぎが落ち着いて五輪が行えるようになったらトーチを持ってリレーできるようになってほしい。そのときは被災者を勇気づけ、ボランティアのみなさんへのお礼を込めて笑顔で走りたい」と前向きに話した。

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1127539 0 東京オリンピック2020速報 2020/03/25 14:10:00 2020/09/07 16:20:47 2020/09/07 16:20:47 愛媛県内の聖火リレーまで「29日」と表示されたカウントダウンボード(松山市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/03/20200325-OYT8I50003-T.jpg?type=thumbnail
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