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新型コロナウイルスの感染拡大に伴う東京五輪・パラリンピックの延期が決まってから一夜明けた25日、兵庫県内にも波紋が広がった。
神戸市は、五輪やパラリンピックに参加する各国の選手らをもてなす「ホストタウン」で、ニュージーランドの競泳やフランスの体操など4か国の選手らの事前合宿が決まっていた。
市は受け入れに備え、施設の設備を充実させるなどの準備を進めてきた。市国際スポーツ室の担当者は「来年も神戸を合宿先に選んでもらえるか不安。関係先と話し合い、来てもらえるようにしたい」と話した。
三木市もフランスとネパールのホストタウンで、陸上やテコンドーなどの代表選手らが、大会直前に市内の陸上競技場や体育館で合宿する予定だった。
市は、選手らの移動費や宿泊費などとして300万円の予算を計上したが、予算の組み直しを検討する。市文化・スポーツ課の担当者は「本番直前の合宿の見学を楽しみにしていた市民も多く、延期は残念。準備の仕切り直しをしなければならない」と語った。