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福島で「聖火保管」歓迎の声「来県のきっかけに」

  
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 聖火リレーが始まる目前になって延期が決まった東京五輪・パラリンピック。福島県内の各自治体からは「残念だが、しっかり準備するための英断」と前向きに受け止める声が相次いだ。聖火が県内で保管される方針についても「多くの人が福島を訪れるきっかけになる」と歓迎ムードが広がった。

 リレーの延期について、内堀知事は24日夜の記者会見で、「沿道で応援しようと意気込んでいた地域の皆さんには残念の一言に尽きると思う。大切なのは感染症との戦いをしっかり展開して終息させることだ」と受け止めを語った。

 また、大会組織委員会の森喜朗会長から同日、「福島県にしばらく聖火を置かせていただきたい。これは安倍総理の発案だ」と、新たな日程が決まるまで聖火を保管するよう要請があったことを明らかにした。知事はこの打診を歓迎する意向を示し、保管場所の候補にサッカー施設「Jヴィレッジ」を挙げた。

 楢葉町の松本幸英町長も「ぜひJヴィレッジで展示を」と語り、「延期は聖火リレーの機運醸成に向けた準備期間が確保されたと捉えている。より趣向を凝らした取り組みを町民と連携して進めたい」と語った。広野町の遠藤智町長は「延期は残念だが、聖火は希望の光。新しい気持ちを持って前向きに受け取れる一報と捉えたい」と語った。

 南相馬市の門馬和夫市長は「震災後の多くの支援へのお礼と復興に歩む姿を見てもらう機会と捉えてきた。直前での決定だったが、やむを得ない」とコメント。郡山市の品川万里市長は25日の記者会見で、「選手や観客の安全が確保された状態での開催が大切だ」と延期に理解を示した。

 「復興の火」巡回の最終地となった、いわき市の会場。同市常磐上湯長谷町の会社員、川崎豪さん(49)は「聖火を目当てにたくさんの人が福島を訪れるかもしれない。聖火は双葉郡の原発被災地で保管してほしい」と話した。同市の柿崎愛子さん(38)は「聖火が福島県で保管されるならうれしい。来年の聖火リレーのスタートを見にいきたい」と期待していた。

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