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新型コロナウイルスの感染拡大に伴う東京五輪・パラリンピックの延期決定について、三重県ゆかりの代表選手や指導者らは前向きに受け止め、大会に向けて万全の準備を進める考えを示した。
男子マラソンの代表に内定した四日市市出身の中村匠吾選手(27)(富士通)は、伊賀白鳳高校の前身・上野工業高校出身。伊賀白鳳高陸上競技部監督で、中村選手の高校時代のコーチだった中武隼一さん(35)は「沿道の応援がない中で走るよりいい。選手は安心したのでは」と語った。
「延期が約1年後と明確になり、調整しやすいはず。札幌のコースに合わせた練習もできる」と分析。中村選手とは日頃、電話などで連絡を取っており、「1年の猶予をもらったと考え、準備に徹するよう助言したい」とした。
レスリング女子53キロ級の代表に内定している四日市市出身の向田真優選手(22)を小学生時代に指導した同市のレスリングクラブ監督・宇野勝彦さん(67)は「彼女にとって五輪は子どもの頃からの夢。延期されても、思いが揺らぐことはないでしょう。本番に向けて精いっぱい練習を積んでほしい」とエールを送った。
柔道100キロ超級の代表に内定した原沢久喜選手(27)(百五銀行)は「自分のやるべきことを徹底していくのみ。最高のパフォーマンスを発揮できるように万全の準備をしていきます」とコメントした。
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