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世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王者でロンドン五輪ミドル級金メダルの村田諒太(帝拳)が、東京五輪代表内定選手らを対象にインターネットを通じたオンライン講座を開き、「五輪は出場することで満足してはだめ。メダルでないと人生が変わりません。メダル獲得を目指してほしい」と自らの経験を踏まえ、後輩に訴えた。
18日に開催した講座は1時間以上に及び、質問に丁寧に応じた。男子ウエルター級代表内定の岡沢セオンは「(東京五輪の)先の競技の続け方を考えている。金メダルを取った場合、どんな競技の続け方があるのか」と質問。村田は「五輪はすごく大きな経験で、初めて自分が認められたと思った。メダルを取れば、(好きな形で)続けやすくなると思う」と話し、「君は強いから、取れると思うんだよね。メダル」と背中を押した。
村田は「どんな試合になろうとも、泥臭くても、勝たなければだめ」と、厳しい激励を繰り返し、士気向上を呼びかけた。日本ボクシング連盟は今後、村田以外の講師も招き、オンライン講座を継続させる。
