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東京五輪・パラリンピック組織委員会は1日、横浜スタジアムで行われたプロ野球公式戦の観客人数制限を解除する実証実験を視察した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大規模イベントは会場収容人数の50%が上限とされているが、この日は86%にあたる2万7850人が観戦した。組織委は実験データの提供を受け、五輪の参考にする。

実験は、神奈川県やIT企業のディー・エヌ・エーなどが10月30日から3日間実施。80%以上の観客を想定し、球場内外に計13台の高精細カメラを設置して観客のマスク着用率を把握し、一部の客席に取りつけた二酸化炭素濃度測定機で換気状況を検証した。収容率は初日が51%、2日目は76%だった。

組織委の中村英正・大会開催統括は「観客と情報を共有することがポイント」とした上で、「データがあれば安全と安心を皆さんに説明できる」と話した。
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