完了しました
東京五輪・パラリンピックの来夏開催に向け、新型コロナウイルス対策を検討する政府の調整会議がまとめた中間整理の原案がわかった。事前のテストイベントを踏まえ、競技ごとの対策を来年6月までに決めることを盛り込んだ。12月上旬に開く調整会議の議論を経て、公表する。
原案では、大会組織委員会と各競技の国際団体が年内に対策の取りまとめに着手する方針を示した。テストイベントで選手同士の接触の有無などを検証し、各競技の特性や最新の運営情報を対策に反映させる。
外国人選手に対しては、入国後に定期的な検査を複数回実施する対応策を明記した。具体的な検査頻度は今後検討する。すべての大会関係者が常時マスクを着用する原則も感染防止策として明示した。
観客対応では、健康管理アプリによる行動管理の検討を打ち出した。観客の上限や外国人客の受け入れは来春までに判断する。開催に向け、〈1〉アスリート〈2〉大会関係者〈3〉観客〈4〉聖火リレーなど〈5〉ホストタウン・キャンプ地――に関する具体策の工程表も提示した。