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【ロンドン=岡田浩幸】東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長の女性に対する不適切な発言について、国際オリンピック委員会(IOC)は9日、「絶対的に不適切な発言であり、IOCの誓約に反する」との声明を発表した。
IOCは声明で「一体性や多様性、ジェンダーの平等は、IOCの活動に不可欠な要素」とし、これまでスポーツ界における女性の地位向上を促してきたことを強調した。具体的な取り組みとして、参加選手の約49%が女性の東京五輪で初めてジェンダーの平等を達成することや、選手団に少なくとも男女1人ずつを入れることを206か国・地域の五輪委員会に要請していることを挙げた。
また、IOCの理事会で女性は33・3%まで増え、IOCの運営スタッフも53%が女性であるとし、「引き続きジェンダーの平等、一体性、連帯、反差別の責務を遂行していく」とした。
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