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【ジュネーブ=杉野謙太郎】国際オリンピック委員会(IOC)は10日、オンライン形式で総会を開き、トーマス・バッハ氏(67)(独)が会長選で再選された。IOC委員の投票で94票のうち、93票を獲得した。会長の再選は1度のみ認められ、2期目の任期は東京五輪の閉会後から4年間。バッハ氏は唯一の立候補者だった。

バッハ氏は総会の冒頭で東京五輪について「現時点で、7月23日に開会式が行われることを疑う理由はない」と述べ、予定通りの開催を目指す考えを強調した。
バッハ氏は弁護士で、1976年モントリオール五輪フェンシング団体の金メダリスト。2013年9月の総会で第9代会長に選出された。1期目の任期は8年間で、五輪開催地の大会組織委員会に追加競技の提案を認め、五輪での既存・仮設施設の活用や男女平等の推進、難民選手団の参加など様々な改革に取り組んだ。