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東京五輪・パラリンピック開閉会式の演出を統括する佐々木宏氏(66)が女性タレントの渡辺直美さん(33)の容姿を侮辱するような案を演出チームに伝えていたと週刊文春が報じた問題で、大会組織委員会の橋本聖子会長は18日、東京都内で記者会見を開き、佐々木氏が辞任したことを明らかにした。橋本会長は「容姿を笑いものにするような発言で大変不適切」と述べ、後任選びを急ぐ考えを示した。

佐々木氏は18日未明に謝罪文を公表した。昨年3月、豚に
橋本会長は佐々木氏に事実関係を確認した。辞意は固く、その意向を尊重したという。開幕が4か月後に迫る中、辞任の影響を最小限にとどめるため、佐々木氏のチームが練ってきた構想を基に演出を検討する方針を示し、国際オリンピック委員会(IOC)で東京大会調整委員長を務めるジョン・コーツ氏に経緯を報告したことも明かした。
多くのCM制作に携わってきた佐々木氏は、パラリンピックを含む四つの開閉会式の演出の責任者で、昨年7月には競泳女子の池江璃花子選手(ルネサンス)を起用した五輪開幕1年前イベントも手掛けた。