ニュース

茨城に国内最大級スケボーパーク…日本代表・西川監督が監修

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 国内最大級のスケートボードパーク「ムラサキパークかさま」が4月3日、茨城県笠間市にオープンする。スケボーは東京オリンピックの正式種目に決まってから若者を中心に競技人口が増加中。国際大会も開けるよう難易度をやや高めに設定したが、初心者向けのゾーンも併設し、新たな層の育成を目指すという。

 スケボーパークは「笠間芸術の森公園」の一角に建設された。東京大会からオリンピック種目となる「ストリート」と「パーク」の2ゾーンのほかに、初心者向けの「フラット&ビギナーゾーン」「ミニボウルゾーン」、雨天でも使える「屋内ゾーン」の五つで構成されている。

 10年間1000万円でネーミングライツを獲得したムラサキスポーツ(本社・東京)のスタッフが常駐し、用具のレンタルや販売も行う。国内ではまだ珍しい全面コンクリート製で、BMXやインラインスケートの大会も開催可能だ。

ストリートゾーン
ストリートゾーン
パークゾーン
パークゾーン

 パークのデザインを監修したのは、スケートボード日本代表の西川隆監督(ムラサキスポーツ勤務)。国内外のスケートパークを知り尽くした豊富な経験を活かし「国内で最高峰に位置するものができた」と胸を張る。トップ選手の要望も取り入れてデザインした中で最も心血を注いだのが、技のコンビネーションを高めるためのセクション(用具・障害物)の配置だった。技を決めてから次の技につなげるまでの助走距離も計算されているという。

 一方、初心者向けゾーンを隣接させたのは、上級者の滑りから直接、刺激を受けてもらい、早く上達してもらうため。「初心者のために(簡単に)作ると、そこから先に伸びて行かない。子どもたちはちょっと難しいものを作ってあげると、どんどんチャレンジする」と、設計の極意を語った。

 3月20日には、こけら落としイベントとして「茨城・笠間オープン」(実行委員会主催)が開かれ、白井空良(そら)選手(ムラサキスポーツ)ら国内トップクラスの選手が出場する予定。関連イベントも含めた詳しい情報はこちらから。(※21日は雨のため日程変更あり)

西川隆監督インタビュー(要旨)

国内最大級の規模を誇るスケボーパーク「ムラサキパークかさま」(茨城県笠間市で)
国内最大級の規模を誇るスケボーパーク「ムラサキパークかさま」(茨城県笠間市で)

 ――デザインを監修した「ムラサキパークかさま」が間もなくオープンします。

 欲を言えばもっといろいろできたが、日本では最高峰に位置するものができたと思う。

 ――コースの難易度はどれくらいに設定?

 ストリートゾーンの構成要素には、レール、カーブ、レッジという3つがある。レールは手すりのようなもの、レッジは階段の横についているようなものだが、それらを組み合わせて、全体では中の上くらいの難しさになるんじゃないか。

 ――選手にとって最大の見せ場はどこになる?

 一番奥のセンター、9段の階段があるところだろう。サイドのレールも使ってメインの技をやってくれるのではないか。

 ――もう一つのオリンピック種目、パークゾーンのポイントは?

 (湘南オープンの会場である)鵠沼海浜公園スケートパーク(神奈川県藤沢市)と比べると、大きさはそんなに変わらないが、反復しやすくなった。鵠沼はいいところがあるが、スピードを付けるにはいろいろ滑り回らないといけない。(ムラサキパークかさまは)そういうことがないような形にした。

 ――海外のスケボーパークで参考にしたところは?

 海外に選手を連れて行ったり、自分で行ったりして、「このセクション(道具・障害物)を作りたい」とか「持って帰りたい」と思うことはあるが、どこを参考にしたというのはない。いろんなところを参考にした。最近は海外に行けない分、動画を見たりして「これはどこだろう?」とか、「高さはこれくらいで長さはこれくらいか」とか想像して作業することが増えた気がする。

 ――世界で戦う選手たちに、ここを見てほしいとアピールしたい点は?

 それは特にない。逆に、選手から、もっとこうしてほしい、ああしてほしいという意見が出てきたら、それを次につなげようと思う。なぜなら、海外に行かないと練習できない環境というものがまだある。海外でうまい選手たちと一緒にやることも重要だが、毎日はできない。そうであるならば、そういうところを作ってあげる。それがぼくらの使命なのかな。

 ――日本選手の意見を取り入れたところは?

 やはり、コンビネーションかな。一個一個のセクションは(他のパークと)同じものを作ろうと思えば作れるが、そこに入るためには(助走)距離がどれくらい必要かとか、その前に別のセクションがあって、そこへどうやったら行けるかとか、そういうところが一番難しい。その辺を常に考えながら、みんなの意見を聞いて、もっとこうしてほしい、ああしてほしいというのを吸収しながら作った。

 ――今のところ評判は?

 実際、まだみんなが滑ったわけではないので何とも言えないが、位置的にもう少しこうしたほうがいい、ああしたほうがいいというのは多少あった。でも、まあ悪くないと思う(笑)。

 ――全面コンクリート製にこだわりが?

 国際的に上のランクの大会はコンクリートパークでないとできない。あと、一番の本場、アメリカではほとんどがコンクリート製のパークだ。スケートボード自体は木製で、(地面を)弾く時、相手が木なのか、コンクリートなのかによって全然滑りも違うし、コンクリートのほうが速い。耐久性もある。やはり今後はコンクリートパークが増えることが望ましいと思う。

 ――上級者向けと初心者向けのゾーンが隣り合わせなのも特徴では?

 以前、静岡でスケートパークを作った時に思ったのだが、すごく難しいコースを作っちゃったと思っても、半年くらいたつと、初心者だった子たちが普通に滑るくらい上達していた。逆に言うと、初心者のために作ると、そこから先に伸びて行かない。ちょっと難しいものを作ってあげることによって、初心者はどんどんチャレンジする。特に今はスケートボードを始める子どもが多い。一つのフィールドに初心者ゾーンと上級者ゾーンがあることで、子どもたちがどんどんステップアップしてうまくなるのが見える。サッカーとか野球って大人と子どもは一緒にできない。でも、スケートボードは大人と子どもが同じところで練習ができる。

 ――茨城県笠間市に新しい拠点ができたことで何を期待?

 北関東にこういう大きな拠点ができたことで、今後、隣の栃木の子たちも含めてレベルが一気に上がってくるのではないかとスケートボードに関しては思う。

無断転載・複製を禁じます
1922371 0 東京オリンピック2020速報 2021/03/19 12:00:00 2021/03/19 12:00:00 2021/03/19 12:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210319-OYT1I50021-T.jpg?type=thumbnail
続きを読む

「スケートボード」のニュース

オリンピック 新着ニュース

競技日程

  • 競技実施日競技実施日
  • メダル確定日メダル確定日
競技・種目
開会式、閉会式
競泳
飛び込み
水球
アーティスティックスイミング
オープンウオーター
アーチェリー
陸上
バドミントン
野球
ソフトボール
バスケットボール
バスケットボール3人制
ボクシング
カヌー・スプリント
カヌー・スラローム
自転車・トラック
自転車・マウンテンバイク
自転車・ロード
自転車・BMX
馬術
フェンシング
サッカー
ゴルフ
体操
新体操
トランポリン
ハンドボール
ホッケー
柔道
空手
近代五種
ボート
ラグビー
セーリング
射撃
スケートボード
スポーツクライミング
サーフィン
卓球
テコンドー
テニス
トライアスロン
バレーボール
ビーチバレー
重量挙げ
レスリング
競技・種目 7月 8月
21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 1 2 3 4 5 6 7 8
競技・種目
  • 2021年1月28日更新

サーフィンの7月25日~8月1日はサーフィンフェスティバルを開催。競技日程は波の状況により変更される可能性がある