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64年の聖火リレー走った熊谷市民「何とか埼玉まで来て」

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1964年東京五輪の聖火リレーで使ったトーチを眺めながら、懐かしむ雨宮さん(24日、熊谷市で)
1964年東京五輪の聖火リレーで使ったトーチを眺めながら、懐かしむ雨宮さん(24日、熊谷市で)

 東京五輪の聖火リレーが25日、福島県からスタートする。埼玉県内を走るのは約3か月半後の7月6~8日になる見込みだ。1964年東京五輪の聖火リレーを走った熊谷市民らでつくる「聖火よふたたび!」実行委員会は、今回の聖火リレーに向けて機運を高めるためのイベントを県内各地で開いてきた。会長の雨宮悟さん(76)は「聖火は五輪の象徴。コロナ禍の中で、困難な状況に打ち勝つスポーツの力を示してほしい」と話している。

 「聖火よふたたび!」実行委員会は2018年に発足。前回のリレーで聖火ランナーを務めた雨宮さんが保管していた当時の走者リストをもとに、メンバー約20人を集めた。

 雨宮さんは当時19歳。熊谷市の八木橋百貨店の社員として市内を約1キロ走った。「今でも心の中で聖火が燃えている。木や電柱に登って見る人もいて、とにかくすごい熱気だった」と振り返る。

 事務局長の依田英世さん(71)は、当時中学3年で、雨宮さんの後ろを走る伴走者だった。「沿道は人だらけで、声援が飛び交っていた。日本全体が盛り上がっているのを感じた」と懐かしそうに話す。

 同会は、メンバーが持っていたトーチやユニホームなどの展示イベントのほか、トークイベントを開催してきた。前回大会のトーチは県内に残っているものが少なく、県などが主催する五輪関連のイベントにも参加した。子どもたちに魅力を伝えようと、熊谷市内の小学校の運動会で「模擬聖火リレー」も実施した。

 だが、昨夏に予定されていた大会は、新型コロナウイルスの感染拡大で延期になった。「がっかりした。本当に開催できるのかという不安も大きかった」と依田さんは話す。

 延期となったこの1年間、再び関連イベントを行うことも計画したが、感染症の影響でイベントの自粛を余儀なくされ、思うような活動はできなかった。

 ようやく始まる聖火リレーに、雨宮さんは「何とか埼玉に来てもらって、新国立競技場までつないでほしい」と願う。依田さんは「今回は前回と比べて沿道は寂しいだろうが、聖火をつなぎきって、大会を盛り上げてほしい」と期待を寄せる。

 同会は現在、熊谷市スポーツ・文化村「くまぴあ」で前回大会のトーチやユニホームなどを展示している。聖火リレーが始まった後にもイベントを計画している。

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