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「福島の復興を見てもらいたい」なでしこから聖火引き継いだ16歳

 
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 止まっていた時計が動き出した――。直前の延期決定から1年、東京五輪の聖火リレーが、東日本大震災から10年となった福島県をスタートした。「この地の『今』を見てほしい」と願う走者たち。感染対策を徹底した沿道では、復興への思いが込められた火を近隣住民らが見守った。

「なでしこジャパン」のメンバーに見送られ、走り出す第2走者の大和田朝斗さん(25日午前9時46分、福島県のJヴィレッジで)=米山要撮影
「なでしこジャパン」のメンバーに見送られ、走り出す第2走者の大和田朝斗さん(25日午前9時46分、福島県のJヴィレッジで)=米山要撮影

 第1走者の「なでしこジャパン」から聖火を引き継いだのは、福島県広野町の高校1年、大和田朝斗さん(16)。笑顔を見せながら走り終え、「トーチが重く感じたけど、あっという間だった」と楽しげに語った。

 6歳の時、東京電力福島第一原発事故で、父親が単身赴任していた栃木県真岡市に避難した。見知らぬ土地でサッカーに夢中になった。一つのボールを追いかけることで次々に友人ができた。

 地元に戻り、中学の3年間所属したチームの拠点はJヴィレッジ。本当なら昨年3月26日、慣れ親しんだグラウンドでトーチを掲げるはずだったが、新型コロナウイルスの影響で、大会と聖火リレーは延期に。当日、準備されていた式典用のステージが解体される様子をじっと見守った。

 翌月、震災復興に関わる人材の育成を目指す「県立ふたば未来学園高校」に進学した。思い切ってサッカーから離れ、バスケットボールやサイクリング、海釣りと、次々に挑戦した。

 自分が暮らす町は「全然、復興していない」と思い込んでいたが、授業で、アヒルを水田に放って無農薬米づくりに挑戦する農家など、努力を重ねる人たちの存在を知った。「海外から福島はどう思われているのか」が気になり、留学生に尋ねてみたこともある。

 この1年、色々なことを感じた。知りたいことはまだまだ尽きそうもない。でも、一つだけ心に決めたことがある。この地にずっと関わっていこう――。

 被災地の思いを込めた火を次走者に託し、こう言った。「短い距離だったが、皆で協力してつなぐことの大切さを改めて感じた。聖火リレーを通じ、多くの人に福島の復興の現状や風景を見てもらいたい」

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1936150 0 東京オリンピック2020速報 2021/03/25 12:35:00 2021/03/25 12:57:31 2021/03/25 12:57:31 点火されたトーチを掲げ走り出す第2走者の大和田朝斗さん(25日午前9時46分、福島県のJヴィレッジで)=米山要撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210325-OYT1I50029-T.jpg?type=thumbnail
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