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聖火リレースタート、沿道の観覧ではここに注意

 
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 121日間かけて約1万人のランナーが全国859市区町村を巡る東京オリンピック・聖火リレーが3月25日に始まった。最大のテーマは「密集対策」で、コロナ下で初めて開催されるオリンピック大会の行方を占う試金石となる。

無観客で行われた出発式典からスタートした第1走者の「なでしこジャパン」メンバー(25日、福島県のJヴィレッジで)
無観客で行われた出発式典からスタートした第1走者の「なでしこジャパン」メンバー(25日、福島県のJヴィレッジで)

 聖火リレーのルートは、原則として市区町村単位の「区間」に分かれており、その区間は約200メートルの「走行場所(スロット)」がつながって構成されている。聖火ランナーが走る距離は、1スロット、約200メートルだ。

 大会組織委員会は沿道での観覧に際して、住んでいる都道府県以外での観覧を控える、前後左右の人と十分な距離を取る、マスクを着け、大声を出さずに拍手での応援をしてもらうことなどを呼び掛けている。また、密を避けるため、聖火ランナーがどのスロットを走るかという情報を、その区間の走行が始まる直前まで公表していない。

コロナ対策のため、沿道で観客に呼びかけるスタッフ(25日、福島県楢葉町で)
コロナ対策のため、沿道で観客に呼びかけるスタッフ(25日、福島県楢葉町で)

 「密集」の定義について、「多くの観覧客が肩が触れ合う程度に密接している」「十分な間隔を空けずに複数列に重なり合っている」として、密集が起きていると判断すれば現場で人の移動や分散を呼びかける。密集状態が解消されない場合にはそのスロットや区間の走行取りやめも検討する。

 聖火リレーが行われている沿道では、スタッフが「密集しないで」などと書かれた看板を掲げて声がけを行っているが、スタートから3日間行われた福島県内では福島市、いわき市、郡山市など都市部で多くの観客が集まった。

 スタート後初めての週末となった28日、組織委は栃木県足利市内で初めて、「密集」状態が発生したとの認識を示した。「肩と肩が触れ合い、前後左右の間隔が取れない状態」だったが、リレーは中断せず予定通り行われた。

 観覧客が多く集まる可能性の高い著名人走者は全国で約600人。運営側では、観客を制限できる陸上競技場などの場所を走ってもらうことで、密を回避することにしているが、制限区域内にいる著名人を遠めに見ようと、「規制外」の場所に人が集まるケースも見られる。組織委は今後の対策について「密を回避した状態で観覧いただけるような移動を徹底する」とした。 

 沿道の人出の人数について組織委は「聖火リレーは、毎日走る距離が違う。また、沿道における密をどのように評価し、対応したかということが重要だと考えており、人数は公表しない方針」としている

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1938289 0 東京オリンピック2020速報 2021/03/26 09:59:00 2021/03/30 15:34:49 2021/03/30 15:34:49 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210325-OYT8I50055-T.jpg?type=thumbnail
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