五輪代表選考へ、塩尻和也が1万メートル記録会でトップ…「勝ちきれた」
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東京五輪代表選考会の日本選手権1万メートル(5月3日、静岡)出場を狙う男子の実業団や学生選手が集まった「10000m参加標準記録突破会」が27日、宮崎県延岡市で行われ、全体トップの28分9秒10をマークした塩尻和也(富士通)をはじめ、5人が申込資格記録(28分16秒00)を上回った。

順大時代の前回リオデジャネイロ五輪に続いて3000メートル障害での代表入りを目指す塩尻は、この日は強化の一環で出場。強い向かい風に苦しみ、中盤は先頭集団から離れかけながらもしぶとく粘ると、ラスト1周に入る直前からスパートを仕掛けてトップを奪い、2位の田村友佑(黒崎播磨)に約2秒差で競り勝った。
塩尻は「苦しいレースになったが、最後は勝ちきることができてよかった。タイムは少し物足りないところがあり、順位を決めるような競り合うレースに向けてはまだ修正していく部分がある」と、五輪代表争いに向けて気を引き締めた。