ニュース

一人ひとりの思いつなげる…群馬の最終ランナー・中山秀征さん「この上ない感動」

   
メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

聖火皿に点火する中山秀征さん(3月31日午後7時42分、群馬県高崎市で)=早坂洋祐撮影
聖火皿に点火する中山秀征さん(3月31日午後7時42分、群馬県高崎市で)=早坂洋祐撮影

 たくさんの夢や希望をつないだ――。3月30、31日の東京五輪聖火リレーで、173人のランナー(1グループを含む)が春の上州路を駆け抜けた。県内最終走者として、高崎市を走った県の「ぐんま大使」でタレントの中山秀征さん(53)に、沿道の熱い応援や東京五輪への思いを聞いた。

富岡製糸場前をスタートした井森美幸さん(3月31日、群馬県富岡市で)
富岡製糸場前をスタートした井森美幸さん(3月31日、群馬県富岡市で)

 ――トーチの火を県内最終地点の「Gメッセ群馬」(高崎市)で聖火皿に移した瞬間の思いは。

沿道の観衆に手を振る町田啓太さん(3月31日、群馬県長野原町で)=代表撮影
沿道の観衆に手を振る町田啓太さん(3月31日、群馬県長野原町で)=代表撮影

 「沿道のお子さん、おじいちゃん、おばあちゃんのマスク越しの笑顔に後押しされながら、明るい未来を願って走った。心の支えであり続けてきた古里を走らせてもらったことは、この上ない感動だった」

 ――藤岡市に生まれ、芸能界を目指して上京する15歳まで過ごした。

 「実家の縫製工場では、5歳の頃から従業員のおばちゃんたちの前で流行歌を披露していた。人前で何かをして、喜んでもらうことが好きになる原点だった。小学4年で少年野球チームを結成し、家の前の空き地や河原を駆け回ったのも懐かしい」

 ――担当した高崎市は、毎年正月に訪れる少林山達磨だるま寺もある。

 「達磨寺参りは中山家の恒例行事で、上京する年に初めて自分で10センチほどの一番小さなだるまを買った。東京でオーディションに落ち続けても、だるまのように『七転び八起き』の気持ちで頑張った。その後は、仕事でも、人としても、大きくなれるようにと、毎年一つずつ大きなものを買い続けている」

 ――2008年から「ぐんま大使」として古里の魅力を発信してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大で帰郷は1年ぶり。

 「走る前に寄った実家では、昔から大好物の紅ショウガの漬物と梅干しを食べて、『よしやるぞっ』とエネルギーをもらった。3年前に相次いで他界した両親の墓にもやっとお参りできた。聖火リレーもすごく喜んでくれただろうから、見せてあげたかった」

 ――夏にはいよいよ東京五輪を迎える。だが、新型コロナウイルスの感染拡大は続いている。

 「現場で頑張っている医療従事者もいて、注意を続けなければいけない。ただ、そんな状況の中でも、前へ進んでいく夢や希望が必要だと思う。聖火リレーを通して、一人ひとりの思いをつなげて『立ち向かっていく』『目標を持っていく』大切さを改めて感じた」

(聞き手・中村俊平)

 ◇なかやま・ひでゆき 1967年7月生まれ、藤岡市出身。中学3年の3学期に芸能界を目指して上京し、約1年後にデビューを果たした。バラエティー番組の司会、ドラマ、CMなどで幅広く活躍する。趣味は野球、特技は書道と器械体操。妻と4男。

無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
1955778 0 東京オリンピック2020速報 2021/04/02 10:13:00 2021/04/02 10:13:00 2021/04/02 10:13:00 到着式会場で聖火皿に点火するタレントの中山秀征さん(31日午後7時42分、群馬県高崎市で)=早坂洋祐撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210402-OYT8I50000-T.jpg?type=thumbnail
続きを読む

「新型コロナ」のニュース

オリンピック 新着ニュース