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池江、タイム見た瞬間「色んな感情がこみ上げて」…再び世界の舞台へ

 
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 「ただいま」――。2019年2月に白血病を公表した競泳女子の池江璃花子選手(20)は4日、こう言って臨んだ日本選手権で優勝し、東京五輪の代表に内定した。練習再開からわずか383日。日本のエースは、再び世界の舞台に立つ。

女子100メートルバタフライを制し、笑顔の池江璃花子選手(4日、東京アクアティクスセンターで)=上甲鉄撮影
女子100メートルバタフライを制し、笑顔の池江璃花子選手(4日、東京アクアティクスセンターで)=上甲鉄撮影

 会場は、五輪本番と同じ東京アクアティクスセンター(東京都江東区)。リオデジャネイロ大会に続く2度目の五輪切符を懸けた100メートルバタフライ決勝に、池江選手は「ただいま」と言って入場した。

 ゴール直後、電光掲示板を振り返り、自身の優勝とタイムを確認。左手を水面にたたきつけ、何度も右手でガッツポーズを作った。

 「うれしさとか、色んな感情がこみ上げてきた」。直後のインタビューでは何度も涙を拭い、「つらくてしんどくても、努力は必ず報われるんだなと思いました」。

所属クラブ顧問「考えられないことが起きた」

 レース後、池江選手が大きく手を振ったスタンドには、中学1年から所属するスポーツクラブ「ルネサンス」(東京)の顧問、吉田正昭さん(64)の姿があった。

吉田正昭さん
吉田正昭さん

 競泳コーチの経験もあるが、「自分で教えられることなどない」として指導はせず、所属選手を励ますことに徹してきた。池江選手とは家族ぐるみで交流し、白血病になった後も病室に通っていたわった。

 中学2年から自由形で中学記録を連発し、3年生で世界選手権に出場した池江選手。高校1年だった16年リオ五輪は7種目に出場し、100メートルバタフライで5位に入賞した。18年のアジア大会では6冠と大会MVPを勝ち取った。

 数々の大舞台を踏んできたが、今年2月7日のジャパンオープンでは、控室で吉田さんにこう漏らした。「真ん中って、やっぱり緊張します」――。

 決勝は、予選のトップ通過者が泳ぐセンターコースだった。「一番好きな場所」に立ち、その顔には少しの不安とともに、勝負に臨むアスリートとしての表情が見えた。

 4日のスタンドでは、涙が止まらなくなった。「考えられないことが起きた。ゴールの瞬間、これまでの璃花子の姿が一気によみがえった」

 池江選手がプールに戻ったのは昨年3月17日。水に顔をつけたのはその1か月後で、まだ1年もたっていない。五輪内定で周囲の期待は膨らむが、吉田さんは「今の璃花子にとって『今日は最高の泳ぎだった』と言える日を積み重ねてほしい。それだけです」と話した。

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1961302 0 東京オリンピック2020速報 2021/04/04 23:43:00 2021/04/05 13:12:05 2021/04/05 13:12:05 キャプション別送り https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210404-OYT1I50084-T.jpg?type=thumbnail
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