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笑顔つなぐ聖火…リレー1日目

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 東京五輪の聖火リレーが3日、岐阜県内で始まった。故郷や先人への思いを強くした人、コロナ禍のもと、医療従事者らに元気を与えようとする人……。さまざまなランナーが、それぞれの思いを胸に、中津川市から高山市へと聖火をつないだ。4日は下呂市をスタートし、岐阜市でゴールする。

千畝に思いはせ…駐日リトアニア大使 ゲディミナス・バルブオリスさん

笑顔で走るバルブオリスさん(3日、八百津町で)=川口正峰撮影
笑顔で走るバルブオリスさん(3日、八百津町で)=川口正峰撮影

 「すべてのリトアニアの人々を代表し、日本との友情や千畝の記憶を深めるため、誇りを持ってトーチを運ぶ」。駐日リトアニア大使のゲディミナス・バルブオリスさん(51)は、そんな思いで八百津町内のコースを駆け抜けた。

 同町は、第2次世界大戦中に多くのユダヤ人の命を救った「命のビザ」の発給で知られる外交官・杉原千畝(1900~86年)ゆかりの地。杉原は1939年にリトアニアの在カウナス日本領事館の領事代理になると、ポーランドからリトアニアに逃げてきたユダヤ人に2000通超のビザを発給した。

 両国の友情が強く感じられる同町は、リトアニアにとって、日本で最も重要な場所の一つといい、今回で4度目の訪問という。

 大のスポーツ好き。週2日のジョギングとスイミングに加え、夏は神奈川・葉山沖でヨットを走らせ、冬は長野・白馬などでスキーを楽しむ。岐阜県と八百津町から聖火ランナーとして招待を受けると、「八百津町で聖火ランナーを務めることは、日本での在任中、最大の栄誉の一つ」と二つ返事で引き受けた。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、聖火リレー延期が決まった際は試練だと思ったが、「応援してくれる人々のために走る」との意志は変わらなかった。

 昨秋には、ビザ発給80年と杉原の生誕120年で名古屋市内のゆかりの地を走りながら見学した。外交官としてだけでなく、一人の人間として、博愛主義を貫いた杉原の生き方を再認識したという。

 バルブオリスさんは「平和の祭典、東京オリンピック・パラリンピックは、日本人も杉原千畝についての知識を深める絶好の機会。千畝が懸け橋となった両国の交流をさらに深めていきたい」と笑顔で語った。

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