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聖火の出発式は、岐阜県中津川市にある旧中山道・馬籠宿の駐車場で行われた。地元で盛んな地歌舞伎が披露された後、この日の第1走者の俳優・竹下景子さん(67)が登壇した。
竹下さんは、恵那市の野外博物館「日本大正村」の3代目村長を務めるなど県とのゆかりが深く、「岐阜県の皆様には本当にお世話になっている。日頃の感謝を胸に走りたい」とあいさつ。手に持つトーチに点火されると、軽快なスタートを切った。
出発式を妻と子ども2人で見に来た中津川市の会社員(39)は「オリンピックはコロナで延期され、遠いもののように感じていたけど、もうすぐなんだなと実感が湧いてきた」と興奮気味。同市出身の妻(35)は、冬季長野五輪(1998年)が開催された中学生の時に聖火リレーを馬籠で見て感動したといい、「自分の子どもたちにも間近に見せることで、一生の思い出にしてあげたい」と話していた。