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東京五輪の聖火リレーが8日、三重県内で行われた。伊賀市では、パラリンピック女子車いすバスケットボール元日本代表の八田由香さん(49)が、満面の笑みで聖火をつないだ。

八田さんは、看護師だった約20年前、事故で両足の自由を失った。看護師はあきらめることになったが、知人の勧めで車いすバスケを始めた。2008年の北京大会に出場して副主将を務め、チームをベスト4に導いた。18年からは看護師に復職し、現在は津市で子育てと両立した生活を続けている。
八田さんは「世界最高峰のスポーツイベントに関わることができてとても光栄。沿道の方々がすごく温かく手を振ってくれ、楽しかった」と振り返った。