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「一生寝たきり」と宣告された男性、自分の足で聖火つなぐ…「自分ってこんなに高かったんだ」

  
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 香川県では17日、東京五輪の聖火リレーが始まった。雨の中、リレーはスタートし、ランナー約90人が宇多津町から観音寺市まで9市町13・7キロを駆け抜けた。

 事故で全身まひとなり、車いすで生活する毛利公一さん(39)は観音寺市内で、仲間に支えられながら、自らの足を地につけて聖火をつないだ。走り終えた後、「あきらめないことの大切さを伝えたかった」と語った。

仲間に支えられ、一歩ずつ前に進む毛利さん(香川県観音寺市で)
仲間に支えられ、一歩ずつ前に進む毛利さん(香川県観音寺市で)

 毛利さんは高校時代、棒高跳びでインターハイ3位に入賞。指導者を目指して米国に留学した。しかし、2004年7月、ビーチで大波にのまれる事故に遭い、頸椎けいついを損傷。医師から「一生寝たきりで、人工呼吸器が必要になる」と宣告された。

 それでも、リハビリに励み、2年後には呼吸器を外し、その後、車いすで移動できるようにもなった。08年には、自身と同じように外出もままならない人たちの助けにと、介護サービスを行うNPOを設立した。

 スポーツ好きで、「どんな形でも五輪に関わりたい」と聖火ランナーに応募し、歩行訓練を開始。最初は、立った姿勢を30秒保つのも難しく、気絶したこともあったが、週5回、1日1時間半の訓練を続けた。

笑顔で次の走者に聖火をつなぐ毛利さん(右、香川県観音寺市で)=里見研撮影
笑顔で次の走者に聖火をつなぐ毛利さん(右、香川県観音寺市で)=里見研撮影

 そして迎えた本番。友人と一緒にトーチを手に持ち、担当の理学療法士に体を支えられながら、笑顔で、ゆっくりゆっくり一歩ずつ進み、沿道の観衆からは拍手の応援が鳴りやまなかった。次の走者に聖火を託した毛利さんは「やりきりました。ちょっと疲れたけど、楽しかった。自分の身長ってこんなに高かったんだなと思った」と最後まで笑顔だった。

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1993380 0 東京オリンピック2020速報 2021/04/18 05:00:00 2021/04/18 15:07:46 2021/04/18 15:07:46 笑顔でトーチキスをする毛利公一さん(17日午後6時27分、香川県観音寺市で)=里見研撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210418-OYT8I50004-T.jpg?type=thumbnail
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