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元五輪選手と高1の師弟が「ホッケーどころ」PR…大分県内リレー2日目

  
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 東京五輪の聖火リレーは大分県内最終日の24日、玖珠町を出発し、ランナーの思いがこもった聖火が9市町を巡った。新型コロナウイルスの影響でゴールの大分市ではルートが変更されたが、179人が2日間でつないだ火は聖火皿にともされた。25日は宮崎県に舞台が移る。

第1走者を務めた梶原友唯さん
第1走者を務めた梶原友唯さん

 ホッケーの盛んな玖珠町、九重町などを通るルートで、この競技で今後の活躍を誓う県立玖珠美山高1年の梶原友唯ゆいさん(15)が第1走者を務めた。中学時代の部活の指導者で五輪に3度出場した玖珠町立くす星翔中教諭でホッケー部監督の石井(旧姓・岩尾)幸美さん(45)が九重町内の最終走者となり、師弟で「ホッケーどころ」をPRした。

 石井さんはホッケーで全国大会の常連だった県立森高(現・玖珠美山高)で競技を始め、MFとして活躍。天理大を卒業後、大分で中学教諭を務めながら選手を続け、2004年のアテネ、08年の北京、12年のロンドンと3大会連続で五輪に出場した。

 試合のとき、同僚たちは学校の授業を代わりに引き受けてくれ、生徒や町民からは温かい声援を送ってもらった。周囲からの勧めもあり、「これまでの感謝の気持ちを込めて聖火をつなぎたい」と走者に応募した。

 梶原さんは小学1年から地元のクラブチームに所属。中学2年のとき、統合によって誕生したくす星翔中でホッケー部に入り、石井さんから指導を受けた。戦略面のほか、「競技に真摯しんしに向き合う姿勢を学んだ」と振り返る。

 東京で開かれる五輪は遠い存在に感じていたが、聖火リレーのことを知り、「五輪に関われるビッグチャンスだ」と手を挙げた。この春、玖珠美山高に入学し、昨年末に全国大会出場を果たしたホッケー部に入部。18日には、石井さんが監督兼選手を務める社会人チームとの練習試合に臨むなど、恩師との交流が続く。

 午前10時に玖珠町をスタートした梶原さんは緊張した様子だったが、次第に和やかな表情になった。走り終え、「いつも通っている風景だけれど、きれいに見えた。中学からお世話になっている先生も走るので、私の気持ちと聖火をつなげたい」と語った。

「九重“夢”大吊橋」を通過する石井幸美さん
「九重“夢”大吊橋」を通過する石井幸美さん

 石井さんは午前11時前、「九重“夢”大吊橋おおつりはし」そばの駐車場に笑顔でゴールし、手を振って拍手に応えた。教え子から五輪選手が誕生するよう、今後も指導に力を入れるつもりだ。

 県ホッケー協会によると、県内の競技人口は約120人で、その9割程度を九重、玖珠両町が占めている。石井さんは地元で「岩尾選手」と旧姓で知られており、高校時代に指導した協会理事長の山崎隆典さん(67)は、「県内の競技人口がさらに増えれば、その中から『第二の岩尾』を目指す選手が出てくる」と期待する。

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2009527 0 東京オリンピック 2021/04/25 11:13:00 2021/04/25 11:13:00 2021/04/25 11:13:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210425-OYT8I50005-T.jpg?type=thumbnail
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