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東京オリンピック・マラソンのテスト大会「北海道・札幌マラソンフェスティバル2021」の前日記者会見が4日、札幌市内で開かれた。レースはハーフマラソンで、日本の五輪代表選手が4人出場する。会見での4人の主な発言内容は以下の通り。
■服部勇馬(トヨタ自動車)

「8月の本番に向けてしっかりコースを見るということを重要視している。順位や記録を狙うのではなく、僕自身が設定した1キロ3分5秒くらいのイーブンペースを刻んで、どのくらいの強度で走れるのかを確認したい。五輪本番のような夏場のマラソンは、そのぐらいのペースだと考えている。昨年8月に3日間、コースを試走したが、北海道大の構内がカギ。直角のカーブが多くて、スピードを保つ難しさを感じた。今回は、ここを一人で走る時と集団で走る時の差を感じたい。本番まであと3か月。開催が揺れ動いている中で気持ちを保つのは難しいけど、僕自身は保てている。コロナ禍の中で走れることに感謝しているし、日本マラソン界が好記録で盛り上がっているのも刺激になっている。本番をいい状態で迎えられるよう、今回しっかり走りたい」
■前田穂南(天満屋)

「調子はよくないけど、あすはオリンピックに向けてコースの下見がてら、いい練習ができたらと思っている。目標タイムは特に設けていない。カーブが多いコースなので、実際に走って位置取りを確認したい。北海道マラソンで応援がたくさんあり、いいイメージがある。あしたも、五輪に向けていいイメージをつけていけたら。この1年間、スピードを強化して、成長できた」
■鈴木亜由子(日本郵政グループ)

「3月に故障して、まだ回復期間ではあるけど、あすは本番のコースをしっかりと自分の足で走り、今の自分の状態を確かめたい。目標タイムは掲げていない。北海道マラソンでいいイメージがあるコース。基本的に平坦で、前半少し上りがある。あすは曲がり角を確認して走る。オリンピックが延期になったり、自分の体調も思わしくなかったりと、気持ちを保つのが難しい1年間だった。でも3月の故障で、シンプルに走り込むことの大事さ、自分のやるべきことに気づけて、成長につながった」
■一山麻緒(ワコール)

「まだ緊張はしていない。オリンピック本番のコースということで、今の自分がどのくらい走れるか、確認したい。フラットでカクカクしたコースというイメージ。(ハーフマラソンの)自己ベストが出たら最高かなと思う。この1年間は、トラック練習をメインにしてスピードを強化し、充実していた。(前日の日本選手権で活躍したワコールの同僚から)バトンを渡したよと言われたので、私も頑張る」