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困難、負けていられない…事故で負傷の3か月後に地震・車いす陸上選手の中尾有沙さん

  
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トーチを高く掲げる中尾さん=代表撮影
トーチを高く掲げる中尾さん=代表撮影

 沖縄県から届いた東京オリンピックの聖火は5、6の両日、熊本県内13市町村を巡った。南阿蘇村では村出身の車いす陸上選手、中尾有沙さん(33)(熊本市東区)が走者を務めた。

 日本選手権で優勝するなど三段跳びで活躍していた2016年1月、練習中の事故で下半身不随になった。その3か月後に熊本地震が発生し、村は甚大な被害を受けた。5年を経て、復興へと歩む古里と、車いす陸上に転向してパラリンピック出場を目指す自身を重ね、「困難に直面しても、一歩ずつ前に進んできた姿を見せたい」と聖火をつないだ。

 地震では、自身の小学校の通学路だった阿蘇大橋が崩落。「自分の体も、熊本も、もう元には戻らない」。そんなふうに考えたこともあった。

 しかし、村には復興を信じる村民の姿があった。観光客が来なくても再開する店、住宅再建へ奮闘する人たち。「負けていられない」との気持ちで車いす陸上の練習に励み、17年の全国大会で準優勝した。

 リレーでは3月に開通した新阿蘇大橋の上を進み、「熊本と私の元気な姿を届けられた」と笑顔で語った。

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2034002 0 東京オリンピック 2021/05/07 09:45:00 2021/05/07 10:56:07 2021/05/07 10:56:07 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210506-OYT8I50065-T.jpg?type=thumbnail
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