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全国で初、走らない聖火リレーに…一転全面中止で自治体は対応に追われる

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 東京五輪の聖火は11日、全国で初めて都道府県内全域でランナーが走らない福岡県に入る。新型コロナウイルスの感染急拡大に伴い、同県が緊急事態宣言の対象に追加されたためで、2日間で予定されていたリレーは福岡、北九州両市で行う点火式のみとなる。ランナーが走る予定だった自治体では週末、中止に伴う対応に追われた。

聖火リレーが中止になり、朝倉市役所の庁舎に掲げていた懸垂幕を片づける職員たち(9日午前、福岡県朝倉市で)=久保敏郎撮影
聖火リレーが中止になり、朝倉市役所の庁舎に掲げていた懸垂幕を片づける職員たち(9日午前、福岡県朝倉市で)=久保敏郎撮影

 朝倉市は9日、市内5か所に掲示したリレーをPRする懸垂幕や横断幕を撤去。担当者は「市民にリレーがあると誤解を与えないようにしなくては」と作業を急いだ。7、8日には警備や道案内を務める予定だったボランティア約100人に電話で状況を説明した。

 春日市も新型コロナで振り回された。福岡県は6日、「まん延防止等重点措置」の適用を前提に7市町で公道でのリレーを取りやめる一方、13市町村では行うと発表。同市は、福岡、太宰府市での中止による観覧者増を見込み、拍手での応援などを呼びかけるプラカード約20枚を追加で作成した。

 しかし、県が緊急事態宣言の対象となり、翌7日に一転して県内の走行の全面中止が決まった。春日市は、サポートランナーとして走る小中学生への連絡や送迎用のタクシーのキャンセルに追われた。

 9日には、走者が着るユニホームとトーチが届いた。点火式の会場へ運ぶため、職員が仕分けを実施。市健康スポーツ課の小嶋健朗課長補佐は「歴史的なイベントを見てもらいたかったが、感染状況を考えると致し方ない」と肩を落とした。

 点火式は、福岡市が11日、北九州市は12日のいずれも午後4時から無観客であり、隣の人に火を移す「トーチキス」が行われる。前回の東京五輪に続いて走者に選ばれていた福岡市早良区の溝口敬二さん(75)は参加する予定で「可能な範囲で大会に携わることができればうれしい」と話した。

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