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64年の聖火リレー知るアマチュアカメラマン、「聖火の炎」に期待

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 福岡県内で11、12日に予定されている東京オリンピックの聖火リレーは、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の影響で、点火セレモニーのみが無観客で行われる。関係者の落胆は大きいが、それでも、1964年の前回大会を知る人々は、戦後復興の象徴とされた聖火リレーの記憶をもとに、「閉塞へいそく感を吹き飛ばし、みんなに元気を届ける希望の炎になってほしい」と期待を寄せる。(牟田口洸介)

聖火リレー撮影時の思い出を語る曳野さん
聖火リレー撮影時の思い出を語る曳野さん

 「戦争で焼け野原となった日本が、よくここまで復活できたと感激した」。60年以上にわたり北九州市の歴史を撮影してきたアマチュアカメラマンの曳野利さん(90)(北九州市小倉北区)は前回、歴史的な瞬間を逃すまいと必死にシャッターを切ったことを覚えている。

 島根県松江市出身。太平洋戦争中、満州(現中国東北部)に若者を送り込んだ「満蒙開拓青少年義勇軍」の訓練所(茨城県)に入った。満州に渡ることなく終戦を迎えたが、現地に行った若者の中にはシベリアに抑留され、命を落とした人もいた。「もう少し終戦が遅ければ自分も帰って来られなかっただろう」と語る。

 戦後、北九州市の路面電車の運転士となった。戦争の面影が消え、都市化が進む街を運転席から眺めるうちに「記録に残さなければ」と休みの日にカメラを手に市内を巡るようになった。建設中の市役所や開通した関門橋などを撮影し、押し入れを改造した暗室で現像。撮りためたフィルムは1000本以上という。

 前回の聖火リレーでは、同市・砂津の職場近くで1時間ほど前から待機し、塀の上から狙った。沿道や建物の窓からランナーに手を振り、声援を送る大勢の人たち。「戦後の復興を実感させてくれた希望の炎だった。皆、仕事そっちのけで熱狂していた」と振り返る。

 今回は、公道でのリレーは中止されたが、曳野さんは「聖火の光でコロナの感染が落ち着き、五輪が開催できるようになってほしい」と力を込めた。

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2042708 0 東京オリンピック2020速報 2021/05/11 09:33:00 2021/05/11 09:33:00 2021/05/11 09:33:00 聖火リレー撮影時の思い出を語る曳野さん https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210511-OYT8I50004-T.jpg?type=thumbnail
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