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新競技 スケートボードとは~競技としての成り立ちと国内事情など

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 スケートボードは、空中での動作による技(トリック)を繰り出し、その難易度や高さ、スピードを競う。靴底に車輪をつけて滑るローラースケートなどをはじめとした「ローラースポーツ」の一種だ。

変幻自在のトリックを駆使して競うスケートボード。日本では1970年代に若者の間で火がついた
変幻自在のトリックを駆使して競うスケートボード。日本では1970年代に若者の間で火がついた

 1940年代に米国の西海岸で生まれたとされるが、起源には諸説ある。日本では60年代、まずサーファーたちがこの新しいスポーツにのめり込んだ。これが国内の「第1次ブーム」だ。

「ポパイ」で火がついた

 本格的な流行が訪れたのは、70年代中頃のこと。76年に創刊された平凡出版(現マガジンハウス)の若い男性向け雑誌「POPEYE(ポパイ)」が米国の最新ファッションの一つとしてスケートボードを紹介、都市部の若者にも関心が広がり、人気に火がつく。

 全国の公園で、スケートボードに興じる若者の姿が見られるほどの流行となり、各地で大会も開催されるようになった。人気はまもなく沈静化したが、選手の間に、「一過性のブームに終わらせず、競技として発展させたい」という機運が高まり、82年3月、それまで乱立状態だった競技団体をまとめる形で「日本スケートボード協会」が誕生。協会は競技普及のため、選手のサポート体制の構築や大会開催に取り組んできた。

 いわゆる「ストリート文化」としてファッションの文脈で人気が再燃した90年代を経て、近年はより競技性が高まっている。

 東京オリンピックの新競技に決まった背景には、若者に人気のある競技としてサーフィンやスポーツクライミングとともに国際オリンピック委員会(IOC)が開催を強く希望したという事情がある。

国内では愛好者40万人

五輪の会場となる、有明アーバンスポーツパーク
五輪の会場となる、有明アーバンスポーツパーク

 国内には40万人規模の愛好者がいると見られるが、大会に出場する競技人口は3000人ほど。東京オリンピックを機に、競技人口の増加に弾みがつくことが期待されている。ただ、車や歩行者の多い公道や歩道での滑走は道路交通法で禁止され、公園や遊歩道では騒音などの苦情が出るケースも少なくない。このため、「パーク」と呼ばれる専用施設が各地に整備され、競技場所として普及しつつある。

 競技種目にはボードを立てて乗ったりするフリースタイル(フラットランド)など複数の種目があるが、東京オリンピックでは、階段や手すりのある街中を模したコースで技を披露する「ストリート」と、おわん形の曲線状のコースで行われる「パーク」の2種目が行われ、いずれも、その難易度や独創性などを採点する。

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2077118 0 東京オリンピック2020速報 2021/05/01 15:00:00 2021/05/25 15:28:06 2021/05/25 15:28:06 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210518-OYT8I50062-T.jpg?type=thumbnail
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