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「金」獲得へ桃田選手の胃袋と心を支えるプロの調理…「毎食が勝負です」

  
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 東京五輪は23日、開幕まで2か月になった。パラリンピックも、8月24日の開会式が3か月後に迫る。コロナ禍で開催が危ぶまれる中、大舞台に立つ日を信じて努力する選手。その挑戦を支える人たちも、万全な状態で本番に臨めるよう後押しを続けている。

バドミントン桃田選手の栄養管理…玉城光平さん

玉城光平さん=UDN SPORTS提供
玉城光平さん=UDN SPORTS提供

 世界ランキング1位で、バドミントン男子のエース桃田賢斗選手(26)(NTT東日本)。豊富な運動量の源となる食事は昨年4月から、玉城光平さん(27)ら管理栄養士2人が作る。

 桃田選手はそれまでも、栄養バランスを意識していたが、疲れた時は飲食店の宅配を利用したり、コンビニ店で買ったりすることがあった。五輪で日本男子初の金メダルを取るため、プロの支援を受け始めた。

昨年12月の全日本総合バドミントン選手権でプレーする桃田選手(東京都町田市で)
昨年12月の全日本総合バドミントン選手権でプレーする桃田選手(東京都町田市で)

 玉城さんらは練習場近くの施設で調理し、桃田選手がそこに立ち寄って食べる。3食に加え、夜食、練習中のドリンクまで、口にするもの全てを用意している。

 厳しい練習をする日は、4000キロ・カロリー程度を摂取する。エネルギー源となる米や麺類などの炭水化物を増やし、鶏肉や豆類でたんぱく質をしっかりとって、体力の回復を促す。

料理写真はUDN SPORTS提供
料理写真はUDN SPORTS提供

 食事を楽しんでもらうことも大切にしており、テレビでハヤシライスの映像を見た桃田選手が「うまそう」と言えば、献立に入れる。好物の甘い物は中性脂肪になるので、多くは出せないが、時々は朝食にフレンチトーストなどを並べ、その後の練習でエネルギーとして消費できるよう考えている。

 食べ残しは一度もない桃田選手。「これで練習頑張れるな」とつぶやいて席を立つ姿を目にし、玉城さんは「胃袋を満たすだけでなく、練習への気持ちを高める手伝いもできているのかな」と手応えを語る。

 中学時代にバドミントンをしていた玉城さんは、同世代のスターの食事を担う喜びとともに、責任を感じている。禁止薬物を誤って口にしないように、材料の調達にも細心の注意を払う。

 「練習の質を落とさぬように、疲労回復に重点を置いている。桃田さんに本番のコートに完璧な体調で立ってもらうため、私にとっても毎食が勝負です」。玉城さんは力を込めた。

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2073327 0 東京オリンピック2020速報 2021/05/24 05:00:00 2021/05/24 05:08:19 2021/05/24 05:08:19  全日本総合バドミントン選手権。男子シングルス準決勝でプレーする桃田賢斗=26日、東京・町田市立総合体育館(代表撮影)(了)男子シングルスで決勝進出を決めた桃田賢斗(26日)=代表撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210523-OYT1I50106-T.jpg?type=thumbnail
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