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鳥取県内で21、22日に行われた東京五輪の聖火リレー。将来の五輪出場を目指す10歳代の若者ら173人のランナーが、境港市から鳥取市まで聖火を運び、22日夜にはゴールの県立布勢総合運動公園(ヤマタスポーツパーク)球技場で、到着を祝う式典「セレブレーション」が行われた。

式典会場では、県東部などに伝わる伝統芸能「
ただ、平井知事は当初、あいさつはしない予定だった。20日の記者会見で、大会スポンサー枠で聖火ランナーに選ばれていたお笑いコンビ「ガンバレルーヤ」のまひるさんが辞退した経緯を巡る大会組織委員会の対応を問題視し、「(式典でのあいさつを)返上する」と表明していた。
県は、著名人ランナーは聖火リレーで公道を走るのは控えるよう求めており、平井知事によると、組織委との事前調整では、まひるさんは日吉津村の大規模店舗駐車場の一角を走ることになっていた。しかし、メディア向けの資料では公道を走るとなっていたため、県が訂正を求めたところ、組織委は「訂正はできない。機会を見て正しい情報として出す」と説明。その後、県側からまひるさんが公道を走らないという情報を出すよう依頼してきたという。
平井知事は会見で「本来は組織委やスポンサー企業がやるべきこと。私たちに尻ぬぐいをさせようとした」と指摘。五輪について「共感の上に成り立つ事業でなければならない。これを肝に銘じないと、今ある批判は高まる一方ではないか」と苦言を呈していた。
これに対し、21日正午過ぎに組織委の橋本聖子会長から平井知事に謝罪の電話があったといい、一転してあいさつすることにしたという。