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「ママが闘う姿を目に焼き付けて」、鍛え直し挑む3度目の五輪

 
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 東京オリンピックの聖火リレーは30日、福井県で2日目の日程が実施された。ランナーは、越前市を出発して8市町を継走し、午後7時過ぎにゴールの福井市中央公園に到着。聖火は石川県へと引き継がれた。

 フェンシング女子エペで東京五輪に出場する佐藤希望のぞみさん(34)(大垣共立銀行)が、この日最初の走者として地元越前市を走った。

旗を掲げる匠君らフェンシングクラブの子どもたちとスタートした佐藤さん(越前市で)
旗を掲げる匠君らフェンシングクラブの子どもたちとスタートした佐藤さん(越前市で)

 佐藤さんは、初出場した2012年のロンドン五輪の翌年に長男・匠君(7)を出産。16年のリオデジャネイロ五輪では、個人戦で8位入賞を果たした。今年4月に3度目となる五輪の切符を手にしたが、その道のりは、これまで以上に苦しいものだった。

 17年に次男・旬君(3)を出産すると、階段を上るだけで息が切れた。翌年復帰したものの、全日本大会では2回戦で敗退。「五輪なんて遠い夢だった」

 匠君にリオ五輪の記憶はほとんど残っていない。だからこそ、「東京五輪でママが闘う姿を目に焼き付けてほしい」との一心で鍛え直した。東京を練習拠点とし、福井の父母らに預けた息子たちに会うのは月に1回程度だ。それでも匠君は別れ際、「ママ頑張って」と励ましてくれた。

 今はコロナ禍でほとんど福井に帰れない。寂しい思いをさせている息子たちに、華やかな五輪の空気を楽しんでほしいと、リレー走者を引き受けた。

 この日は、匠君も昨年入会した地元フェンシングクラブの子どもたちと一緒にスタートを切った。ゴール後、「子どもたちから力をもらえた。今日の地元のみなさんの声援を力に変えて、笑顔でメダルを持って帰ってきたい」と、本番の舞台に向けて意気込みを語った。

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2089042 0 東京オリンピック2020速報 2021/05/31 09:36:00 2021/05/31 09:40:47 2021/05/31 09:40:47 地元のフェンシング教室の子どもたちとスタートした聖火ランナーの佐藤希望さん(旗を持っているのは長男の匠君)(30日午前7時40分、福井県越前市で)=近藤誠撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210531-OYT8I50001-T.jpg?type=thumbnail
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