ニュース

「輪夢専用」の練習施設で技磨く、BMX五輪代表の19歳が世界選手権で初V狙う

   
メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 自転車のBMXフリースタイル・パークの東京五輪代表に内定している中村輪夢りむ(19)(京都市)が、フランスで5日に開幕する世界選手権で初優勝を狙う。個人専用の練習施設整備など所属先のサポートを受け、技術を磨いてきた。2019年のワールドカップ総合王者が、強豪が集う五輪の前哨戦に臨む。(北谷圭)

中村輪夢
中村輪夢

 コロナ禍で練習が制限されるアスリートが多い中、中村は所属先の「ウイングアーク1st」(東京都)が20年1月に約4億円かけて京都府宇治市に造った屋内施設(約1300平方メートル)で練習に専念できた。

専用施設で練習する中村 (c)Naoki Gaman/ファーストトラック
専用施設で練習する中村 (c)Naoki Gaman/ファーストトラック

 施設は10種類以上のジャンプ台を備え、難易度の高い技を習得するため、着地点にスポンジを敷き詰めたエリアもある。カメラ9台とセンサーが設置され、動作解析ができる。企業向けにデータ活用の支援などを行う所属先の担当者は「ジャンプの高さ、走行スピードを数値化できる。世界で唯一の施設」と胸を張る。

 BMXの練習場は国内に少なく、海外に出向くこともあったという。専用施設は自宅から通え、限られた関係者しか出入りしないため、感染リスクも抑えられる。中村は「(公共の練習施設なら)閉まった場合、2か月も自転車に乗れない可能性があった。環境はすごく良くなった」と話す。

 充実した施設で調整していたが、昨年9月に左かかとを骨折。リハビリを経て、復帰戦となった今年5月のジャパンカップでは、空中で横に2回転しながらハンドルから手を離す新技を決めて優勝した。ブランクを感じさせない演技を披露できたのも、専用施設で集中的に練習できたからだ。

 世界選手権には米豪の有力選手ら約50人が出場予定。19年の前回大会は自己最高の5位に入っており、「(海外勢から)刺激もほしいし、世界選手権で表彰台の経験がないので上がりたい」と力を込める。

 ◆BMXフリースタイル・パーク=東京五輪の新種目。サイズの異なるジャンプ台や斜面を組み合わせたコースを1分間滑走し、技の難易度や独創性などを複数の審判が採点する。東京五輪には男女各9人が出場し、日本勢は男子の中村、女子の大池水杜(みなと)(ビザビ)が代表に内定している。

無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
2091619 0 東京オリンピック2020速報 2021/06/01 08:33:00 2021/06/01 08:33:00 2021/06/01 08:33:00 個人専用の施設で技を磨く中村 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210601-OYT1I50035-T.jpg?type=thumbnail
続きを読む

「自転車」のニュース

オリンピック 新着ニュース