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頭を悩ませるホストタウン、105自治体は受け入れ断念[五輪まで50日 Tokyo2020+]

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 開幕まで3日で50日となった東京五輪と、パラリンピックで、海外選手を受け入れるホストタウンが頭を悩ませている。新型コロナウイルスの影響で相手国が辞退したり、練習場所がワクチン接種会場になったりして100以上が断念する一方、感染防止策を徹底し、準備を進める自治体もある。

 ■緊張

成田空港に到着したソフトボール女子豪州代表の選手ら(1日午前)
成田空港に到着したソフトボール女子豪州代表の選手ら(1日午前)

 今月1日、海外選手団の先陣を切ってソフトボール女子豪州代表が来日した。抗原検査で陰性を確認し、成田空港を出たのは3時間後。専用バスに乗り、トイレを借り切った高速道路のサービスエリアでの休憩を挟んで、群馬県太田市に到着したのは、さらに2時間半後だった。

 ホテルでは、選手団約30人の部屋や食事場所は3フロアに限定された。一般客との接触を避けるため、業務用エレベーターを使い、裏口から出入りする。毎日のPCR検査は選手だけでなく、応対するホテル従業員や市職員も対象になった。

 移動はホテルと野球場の往復で、買い物は市職員が代行する。合宿は2018年以降、4回目だが、担当の市職員の女性は「これまでと緊張感が全く違う。選手もストレスがたまるだろう」と気遣った。

 ■落胆

 内閣官房によると、5月28日時点で、528自治体がホストタウンに登録。未登録のキャンプ地を含め105自治体が受け入れを断念している。

 約7割は相手国から辞退を告げられた。京都府舞鶴市には先月18日、ウズベキスタンのオリンピック委員会からレスリング代表の合宿中止の連絡があった。感染予防で、出国時期を五輪開始直前に変更したという。

 16年にホストタウンに決まり、市はレスリング場やトレーニング用設備を約2700万円かけて整備したばかりだ。市レスリング協会の三村和人理事長(61)は「世界レベルの選手が街に来れば、子供たちの刺激になったはずなんですが……」と肩を落とした。

 国の感染防止の指針では、選手の移動は原則、専用車と定められている。

 山形県南陽市を訪れるはずだったカリブ海バルバドスの陸上選手らは、新幹線での移動を計画していたが、都内から約5時間かけてバスで移動することになったため、感染リスクを理由に合宿を取りやめた。

 一方、アフリカ南部レソトの陸上選手が合宿する予定だった栃木県高根沢町は、体育館がワクチン接種会場になるため、選手の受け入れを中止した。

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