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パラ常連の出来島桃子さん、現役らしく聖火掲げて力強く走る

  
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 東京五輪の聖火リレーは新潟県内2日目の5日、晴天に恵まれた中、長岡市から村上市まで8市町村を93人のランナー(グループも含む)が駆け抜けた。2日間で全14市町村を巡り、計173人のランナーでつないだ聖火は山形県へ引き継がれた。

 新潟県新発田市の最終走者は、バイアスロンや距離スキーで冬季パラリンピックに4大会連続で出場した出来島桃子さん(46)。現役パラアスリートらしく力強い走りを見せ、「緊張したけど、たくさんの人に障害者スポーツを知ってもらういい機会になったと思う」とほほ笑んだ。

ゴール地点の市役所に到着し、拍手で迎えられる出来島さん(5日、新発田市で)
ゴール地点の市役所に到着し、拍手で迎えられる出来島さん(5日、新発田市で)

 19歳の時、原因不明の右脇の痛みに襲われ、悪性腫瘍の摘出手術を受けたが、右腕に障害が残った。手術から4年後、何げなく新聞を眺めていると、妙高市で障害者向けのスキー体験会が開かれることを知った。「転んでも痛くなさそう」と軽い気持ちで参加したのが競技との出会いだった。

 日本障害者クロスカントリースキー協会の関係者に誘われ、出場者1人の大会で完走。競技人口が少なく、2001年に同協会の強化選手に指定された。

 「雪上のマラソン」と呼ばれるクロスカントリースキー。右腕の握力が弱く、左手のストック1本で滑走する。初出場の06年トリノ大会では、距離スキーリレーで5位入賞。自身4度目の18年平昌ピョンチャン大会はバイアスロンなども含めて6種目に出場し、2種目に入賞した。新発田市役所での勤務後に走り込み、ゲレンデを逆走するように雪山を登って持久力を磨くなど、今も鍛錬を欠かさない。

 「大会ごとに課される基準を超えようと必死にやってきた。ここまで長くできるとは」と出来島さん。パラ常連のベテランは、来年の北京大会出場を目指している。(梅林澄人)

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2104745 0 東京オリンピック2020速報 2021/06/06 09:58:00 2021/06/06 10:17:09 2021/06/06 10:17:09 冬季パラリンピックに4大会連続で出場した出来島さん(5日、新発田市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210605-OYT8I50049-T.jpg?type=thumbnail
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