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オリンピアンとして、教育者として「五輪開催いいのか…」選択したのは自ら渦中に飛び込むこと

 
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 東京オリンピックの聖火リレーが6日、山形県内で始まった。2日間で18市町の計39・3キロを走る。この日は西川町から山形市までの10市町で103人のランナーが、ふる里への思いや感謝の気持ちを胸に、聖火をつないだ。

聖火トーチを手に走る池田さん=早坂洋祐撮影
聖火トーチを手に走る池田さん=早坂洋祐撮影

 フェンシングの日本代表として、2004、08年のアテネ、北京五輪に出場した池田(旧姓原田)めぐみさん(41)は、自ら応募した聖火リレーを終え、「走って良かった」と納得した表情を浮かべた。

 今は、山形大の非常勤講師として学生に体育を教えている。1964年の東京五輪で、聖火ランナーと並走する随走者を務めた父・原田正夫さん(70)から、聖火リレーの話を聞かされて育ち、「いつか私も走りたい」と思っていた。

 念願の聖火ランナーに選ばれたが、新型コロナウイルスの影響で大会は延期に。オリンピアンとして、教育者として「世界中が大変な状況下、五輪は開催していいものか」と自身に問い続けてきた。

 最終的には、聖火ランナーとして参加し、自らを議論の渦中に放り込むことこそ、最もよい選択という結論に至った。

 「人間にとってスポーツとは何なのか、社会の中でスポーツをどう位置づけるのか。大きなテーマをより深く考えられる」。教壇に戻ったら、学生と議論するつもりだ。

 この日、南陽市のコースを走る中で、沿道の人々の明るい表情や声援に、五輪の力を改めて実感もした。「閉塞へいそく感に覆われた社会の中で、人々を笑顔にできる価値のある大会」と言葉に力を込めた。

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2106226 0 東京オリンピック2020速報 2021/06/07 09:39:00 2021/06/07 09:39:00 2021/06/07 09:39:00 聖火トーチを手に走る、元フェンシング日本代表の池田めぐみさん(6日午後3時44分、山形県南陽市で)=早坂洋祐撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210607-OYT8I50000-T.jpg?type=thumbnail
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