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「奇跡の一本松」からつなぐ聖火…被災者、感無量で見守る

 
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 東京オリンピックの聖火リレーは17日、県内2日目を迎え、岩泉町を出発した。陸前高田市までの沿岸8市町村を巡り、東日本大震災の被災者らが聖火に接した。被災地へ注目が集まる機会となり、多くの人が復興への思いを新たにしていた。最終日の18日は一関市から盛岡市へ聖火を運ぶ。

 最終区間となった陸前高田市では、復興のシンボルとも言える「奇跡の一本松」を起点に10人のランナーが聖火をつないだ。

「奇跡の一本松」の近くを駆け抜ける聖火ランナー(17日午後7時13分、陸前高田市で)=武藤要撮影
「奇跡の一本松」の近くを駆け抜ける聖火ランナー(17日午後7時13分、陸前高田市で)=武藤要撮影

 住田町の高田高校1年・大和田海雅さん(15)も途中、聖火を運んだ。

 5歳の時、大船渡市の自宅が半壊。小学校の校庭には仮設住宅が立ち並んでいたが、地元住民らに被災跡地のグラウンドを整備してもらったおかげで、野球ができた。4月に進学した同高でも野球に打ち込んでいる。「震災後に支えてくれた人に感謝の気持ちを伝えられた」と笑顔だった。

 一本松がある高田松原津波復興祈念公園をスタートした聖火は、その後市街地へと運ばれた。公園の外でリレーを見守った陸前高田市の菅野 啓佑けいすけ さん(79)は「津波で自宅は流されたが、生まれ育った街で聖火を迎えられた。生きていて良かった」と感無量の様子だった。

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