ニュース

震災ごみ減り、サーファー戻った町…サーフショップ代表が走り、復興アピール

  
メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 東京オリンピックの聖火リレーは21日、宮城県山元町から県南部の沿岸5市町を北上し、ゴール地点の仙台市陸上競技場(宮城野区)に到着した。3日間で総勢280人が聖火をつなぎ、県内の全行程を終えた。復興の希望の火は静岡県に運ばれ、五輪開会式に向けて東京を目指す。

聖火ランナーの残間祥夫さん(21日午前11時48分、宮城県亘理町で)=武藤要撮影
聖火ランナーの残間祥夫さん(21日午前11時48分、宮城県亘理町で)=武藤要撮影

 トーチを手に亘理町荒浜を走ったのは、サーフショップ代表の残間祥夫さん(61)。荒浜で店を始めたのは29歳の時。2011年3月11日も朝にサーフィンをしてから、いつものように店を開けた。

 東日本大震災では町内で約300人が犠牲になった。自身は避難して無事だったが、海から約200メートルの位置にあった店は周辺の住宅とともに流された。震災ゴミが山積みになった姿に、「サーフィンはもうできない」と言葉を失った。

 それでも荒浜から離れられず、ボランティアや町の臨時職員として復興に携わった。徐々に震災ゴミが減り、サーファーが戻ってきた。14年12月、かつての場所の近くに店を再建した。沿岸部の一部は住宅を建てられない災害危険区域に指定されたが、公園や商店街ができ、にぎわいが戻ってきた。

 復興した姿を発信することがランナーの役目だと思った。商店街の仲間が駆けつけ、地元の小学生が荒浜の民謡を歌って迎える中を走った。「今日は一生の記念。復興した荒浜はきれいな町になった」と語り、日焼けした顔に笑みを浮かべた。

無断転載・複製を禁じます
2144574 0 東京オリンピック2020速報 2021/06/22 09:35:00 2021/06/22 12:15:42 2021/06/22 12:15:42 聖火ランナーの残間祥夫さん(21日午前11時48分、宮城県亘理町で)=武藤要撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210621-OYT8I50107-T.jpg?type=thumbnail
続きを読む

「陸上」のニュース

オリンピック 新着ニュース