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聖火リレー、さいたまと川口は公道中止へ…知事「措置区域では慎重に」

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 埼玉県は22日、県内で7月6~8日に行われる東京オリンピックの聖火リレーについて、同11日まで新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」区域となっているさいたま、川口両市での公道走行を取りやめる方針を決めた。今月23日で五輪開幕まで1か月となる。知事はこれまで「公道リレー」に自信を示してきたが、重点措置で人の流れの抑制が特に求められる中で事実上、断念に追い込まれた形だ。

 大野知事は22日の記者会見で「公道リレーそのものに感染リスクがあるわけではないが、措置区域ではより慎重であるべきだ」と説明した。県は措置区域以外ではリレーや記念式典を予定通り実施する考えだが、知事は、感染が広がり、措置区域が拡大された場合、その地域でのリレーを中止する可能性にも言及した。

 さいたま市と川口市はそれぞれ、県内リレーの発着点になっており、ゴールとなるさいたま新都心公園では記念式典も予定されていた。県は代替となる催しを開催するとしており、両市で走る予定だった計16人のランナーが関わる形を検討している。県は代替の催しを含め、実施形態を大会組織委などと引き続き検討し、リレーの実施1週間前の29日までに決定する。

 7月23日の五輪開幕に向けた準備も待ったなしだ。知事は「五輪の掲げる意義を実現できるよう万全な感染対策を取る」と表明し、会場周辺で道案内などを行う「都市ボランティア」約2500人にワクチン接種を実施することなども明らかにした。

 県内の直近1週間(6月15~21日)の新規感染者数は503人で、前週(同8~14日)の590人と比較して減少傾向にあり、医療体制が 逼迫ひっぱく している状況ではない。ただ、川口市立小学校で21日にクラスターが確認されるなど、感染は若年層にも広がっている。インド型(デルタ型など)変異ウイルスの拡大も懸念材料となっており、医療体制の拡充も課題となる。

 県内には、五輪サッカーの「埼玉スタジアム2002」(さいたま市緑区)やバスケットボールの「さいたまスーパーアリーナ」(同市中央区)など大規模会場があるが、上限を1万人とする観客を入れての試合開催が決まったことで、県境を越えて多くの人が押し寄せてくることも予想される。競技場外での観客の行動や人出をいかに抑制できるかも、問われている。

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2147991 0 東京オリンピック2020速報 2021/06/23 09:36:00 2021/06/23 09:36:00 2021/06/23 09:36:00
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