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「ほどよい緊張」保って…将棋棋士 羽生善治九段 50[私のTokyo2020+]

 
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はぶ・よしはる 1970年生まれ。埼玉県所沢市出身。85年にプロ入りし、89年の竜王を手始めに通算99期のタイトルを獲得。96年に全タイトルを独占する「七冠」を達成した。2018年に国民栄誉賞受賞。
はぶ・よしはる 1970年生まれ。埼玉県所沢市出身。85年にプロ入りし、89年の竜王を手始めに通算99期のタイトルを獲得。96年に全タイトルを独占する「七冠」を達成した。2018年に国民栄誉賞受賞。

 緊張しすぎると気合ばかり空回りする。リラックスしすぎると気が抜けたようになってしまう――。

 100回以上、将棋のタイトル戦に出て、大舞台に臨むのに重要なのは、「ほどよい緊張感」だと実感するようになりました。鍛え抜かれた肉体で臨む五輪競技の数々と、頭脳ゲームである将棋とでは大きな違いがありますが、心の持ちようは共通する部分もあるのではないでしょうか。

 選手の皆さんは、「ほどよく」気持ちをコントロールし、実力を発揮してほしい。「大舞台を軽やかに」という言葉を贈りたいと思います。

 1984年のロサンゼルス大会からオリンピックを見ていますが、すごいなと思ったのは、北京、ロンドン、リオデジャネイロの3大会の陸上競技で合計8個の金メダルを取ったウサイン・ボルト選手です。予選段階から、まるで金メダルへの道筋ができあがっているようにふるまい、集中力を高め、コンディションを上げていく。その意志の強さ。自分の力に対する自信。単純に感心しました。

 今回の五輪では、聖火ランナーを務めさせてもらうことになりました。自分が生まれた埼玉県所沢市で改めて思い出を作ることになります。コロナ禍で先が見えにくいですが、一生に一度の機会ですから楽しんで臨みたいと考えています。(聞き手・田中聡)

   ◇

 東京五輪・パラリンピックの開幕が間近に迫ってきた。各界の著名人に五輪パラにまつわる思い出や自国開催となる今大会への思いを聞く。

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2147706 1 東京オリンピック2020速報 2021/06/23 05:00:00 2021/06/23 05:00:00 2021/06/23 05:00:00 五輪企画「エール」羽生善治九段インタビュー。東京都渋谷区で。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210623-OYT1I50022-T.jpg?type=thumbnail
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