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「感謝の気持ち届けたい」病の妻に再び笑み

 
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 東京オリンピックの聖火リレーは、山梨県内で2日目となる27日、笛吹市や富士吉田市など11市町村を巡った。世界遺産・富士山の5合目にも聖火が運ばれ、県内の日程は全て終了した。2日間で計172人のランナーがつないだ聖火は、神奈川県へと引き継がれる。

 「妻に感謝の気持ちを届けたい」。忍野村の小学校などで子どもたちに英語を教えるスティーブ・リスマンさん(55)は、村の観光名所・忍野八海を笑顔で駆け抜けた。

沿道の人に手を振りながら駆け抜けるリスマンさん(27日、忍野村で)
沿道の人に手を振りながら駆け抜けるリスマンさん(27日、忍野村で)

 ニュージーランド出身。21歳の時、ワーキングホリデーで滞在していた妻の 愛美ちかみ さん(61)と出会った。「柔らかいほほえみが魅力的で優しい人」と心を奪われた。

 しかし、1988年2月に愛美さんは帰国。離れている間、文通を続けながら専門学校に通った。日本で英語を教えるための資格を取り、8か月後に来日。ひたむきな思いが伝わり、89年に結婚した。

 現在は、妻の実家がある村の小学校などで外国語指導助手(ALT)として働いている。

 幸せな生活が一転したのは2年前。糖尿病などで体調を崩した妻の顔からほほえみが消えてしまったのだ。

 「あのほほえみを取り戻す」と聖火ランナーに応募した。200メートルの道のりを走り終えると、「妻が満面の笑みを見せてくれた。病気も一緒に乗り越えようという気持ちを伝えられたと思う」と満足そうに話した。

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2161038 0 東京オリンピック2020速報 2021/06/28 10:53:00 2021/06/28 10:53:00 声援に応えながら駆け抜けるスティーブさん(27日、忍野村で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210627-OYT8I50036-T.jpg?type=thumbnail
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