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「命の大切さ伝える走りを」元教諭、はじける笑顔

  
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次のランナーに聖火をつなぐ渡辺さん(27日、西桂町で)
次のランナーに聖火をつなぐ渡辺さん(27日、西桂町で)

 東京オリンピックの聖火リレーは、山梨県内で2日目となる27日、笛吹市や富士吉田市など11市町村を巡った。世界遺産・富士山の5合目にも聖火が運ばれ、県内の日程は全て終了した。2日間で計172人のランナーがつないだ聖火は、神奈川県へと引き継がれる。

 「命の大切さを伝える走りをしたい」。西桂町の第1走者としてトーチを掲げた元教諭の渡辺光美さん(55)は、はじける笑顔で聖火をつないだ。

 甲府市内の公立小学校で教諭をしていた2001年。児童8人が亡くなり、教師2人を含む15人が重軽傷を負った大阪教育大付属池田小の児童殺傷事件に衝撃を受けた。「命を守る健全な体と、人を傷つけない優しい心を育てなければ」と使命感を覚えた。

 大学時代、リズム運動が健康にもたらす効果を研究した経験から、独自のリズム体操を考案して児童に教えるようになった。「もっと多くの子どもたちに」との思いから08年に退職。「かけがえのない命を自分で守る心と体づくり」を提唱する市民団体「リズムオブラブ」(甲府市)を設立した。

 それからは県内の小学校や幼稚園などを巡り、毎年約6000人の児童や園児と接してきた。体操だけでなく、「助けて!」と大声を出すルールを取り入れたかくれんぼを体験してもらうなどして「自分を守るすべ」を伝えてきた。

 聖火ランナーの大役を終えた後、渡辺さんは「県内に何らかの明るさが届けばいいなと思って走りました」と笑顔で振り返った。

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2161076 0 東京オリンピック2020速報 2021/06/28 09:43:00 2021/06/28 09:43:00 次のランナーに聖火をつないだ渡辺光美さん(27日午後4時19分、山梨県西桂町で)=早坂洋祐撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210627-OYT8I50045-T.jpg?type=thumbnail
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