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妻の川島なお美さんが背中押し、小田原で農園「地元に恩返し」…パティシエ・鎧塚俊彦さん

 
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 東京オリンピックの聖火リレーが28日、神奈川県内で始まった。新型コロナウイルスの影響で29、30日を含めて公道走行は中止。代わりに、ステージ上でトーチを近づけて聖火をつなぐ「トーチキス」を無観客で行う。1日目は藤沢市の辻堂神台公園が会場となり、90人の走者が登場。コロナ禍に負けず、たくさんの感動が生まれる大会となることを願い、笑顔で大役を果たした。

左手で正面を指さすポーズを取る鎧塚さん
左手で正面を指さすポーズを取る鎧塚さん

 パティシエ・鎧塚俊彦さん(55)は前走者から聖火を受け取ると右手で掲げて笑顔を見せ、次走者と息ぴったりにポーズを決めるなど、トーチキスを徹底的に楽しんだ。

 走る予定だった小田原市との付き合いは2011年、同市内の石垣山山頂に農園を併設したスイーツ店兼レストラン「一夜城Yoroizuka Farm」を開いて以来。日本人で初めて00年にベルギーの三つ星レストランのシェフパティシエを務めた後、東京都内で人気店を展開する中、「素材を畑から作ってみたい」と思い立った。都心から1時間ほどで行ける場所を探すうちにこの地にたどり着いた。

 地域の人と一緒に草を刈り、畑を耕して作った農園で新鮮な果樹や野菜を収穫し、店で使う。手間がかかり、買うよりもコストは高いが、「スタッフ自ら育てて摘んだものでスイーツを作る時、『食べてほしい』という強い思いが込められる。それは必ずお客様にも伝わる」。その手応えを実感できるこの店は、支店の中でも“心のよりどころ”の存在だという。

 農園を作る前、15年に亡くなった妻の女優、川島なお美さんが「絶対にやった方がいい。必ず成功する」と背中を押してくれた思い出の地でもある。式典後、「かわいがってくれた小田原の皆さんにすごく感謝している。これからもおいしいものを作って恩返ししたい」と声を弾ませた。

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2163726 0 東京オリンピック2020速報 2021/06/29 09:41:00 2021/06/29 10:39:52 パティシエの鎧塚俊彦さん(28日午後1時19分、神奈川県藤沢市で)=川口正峰撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210629-OYT8I50000-T.jpg?type=thumbnail
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