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ソフトボール・上野由岐子…「13年前とは別人」の真意

 
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 7月に39歳になる大エースにとって、今回が最後の五輪になるのは自他共に認めるところ。ただ、時折口にする「集大成」という言葉に大きな意味はない。なぜなら、自身の中でゴールを設定していないからだ。

 五輪種目から除外され、目標を失った2008年北京大会後は、競技を始めたばかりの頃と同じように、新たな気付きに喜びを覚えてきた。打者を抑えるという本質に目を向け、握り方を変えて違う曲がり方を実現させたり、球にもっと力を伝えようと足の動かし方を変えたり、新しい配球で打者の狙いを外したり――。その時々でテーマを決め、試行錯誤を重ねてきた。

 今や口癖になっている「北京の時と同じようなピッチングはできない」というセリフは、自らの衰えを指すのではなく、その後の経験を踏まえ、「13年前とは別人」という自負でもある。

 「成長の可能性を追い求めることは、自分の思いが切れない限り止まることはない」と言う。全競技に先駆けて試合がスタートする福島で、新たな上野由岐子の姿を見られるに違いない。

(2021年6月25日付朝刊掲載)

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