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夫婦で「絆ロープ」握って聖火、「アルビノへの理解を」

  
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 東京オリンピックの聖火リレーが1日、千葉県内で始まった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、21市町で行われる予定だった走行は見送られ、山武市の蓮沼海浜公園を会場にトーチを近づけて火を移す「トーチキス」が行われた。

ポーズをとる石井更幸さん(左)と妻の英美さん
ポーズをとる石井更幸さん(左)と妻の英美さん

 袖ケ浦市の石井 更幸のぶゆき さん(47)は、妻の英美さん(53)と「絆ロープ」を握り合ってステージを歩いた。目の不自由な人がマラソンを走る際、伴走者と一緒に持つ輪。英美さんが紅白のひもを編み、この日のために新調した。

 生まれつきメラニン色素が欠乏しているアルビノという体質で、啓発活動に取り組んできた。弱視のため、聖火リレーは英美さんと共に走る予定だった。「結婚して元気に走る姿を見てもらえば、髪や肌が白く『見た目問題』に悩む人たちを励ませるし、アルビノへの理解が広がる」

 聖火ランナーへの思いは、1984年のロサンゼルス五輪開会式をテレビで見てから。「いつか自分も」と願った。ただ、新型コロナウイルス感染が収まらず、多くの人々の前を走ることはできなかった。「公道を走れなくても、聖火を引き継ぐ方法を考えて実行する方が、いつかまた困難な事態に直面した時に役立つはず」と気持ちを切り替えた。

 本番の舞台でトーチを掲げてポーズをとった時、心に浮かんだのは、今も暮らす故郷の家族や友人、支えてくれた人たちへの感謝。「夢のような時間だった。コロナ禍で皆さんが大変な思いをされている中、私の姿で希望や勇気、元気を少しでも与えることができたら」と語った。

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2172812 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/02 10:11:00 2021/07/02 10:11:00 ポーズをとる石井更幸さん(左)(1日午後3時7分、山武市で)=早坂洋祐撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210702-OYT8I50016-T.jpg?type=thumbnail
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