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患者、スタッフに元気を「トーチはクリニック内に展示」

 
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 東京五輪の聖火リレーは3日、千葉県松戸市の松戸中央公園で点火セレモニーが行われた。グループランナーを含め82人が、トーチで火を移す「トーチキス」で聖火をつなぎ、県内で3日間にわたって行われたセレモニーに幕を下ろした。聖火は、茨城県へ引き継がれる。

トーチを掲げる小林澄子さん
トーチを掲げる小林澄子さん

 浦安市で在宅ホスピスと緩和ケアに取り組む「小林クリニック」の院長、小林澄子さん(65)は、コロナ禍中の五輪開催に、医師として複雑な思いを抱えながらこの日に臨んだ。「五輪、パラリンピック、その先のアフターコロナの世界にどう対処していくか。心を一つにして次のステップに進みたい」。そう祈りながら、トーチを掲げた。

 浦安市内の病院に勤務した後、地域の患者を身近に診たいと1994年に同市内で開業した。「医療は全人的なもの。パソコンのデータしか見ず、患者さん自身を見ないのではダメ」というのが持論。がん末期患者は最期まで病院で過ごすのが当然とされた時代から、在宅ホスピスを推進してきた。2016年まで4年間、市医師会の会長も務めた。

 聖火ランナーは、「せっかく東京に決まったのだから盛り上げたい」と応募した。思いがけず当選し、今春まで東京都内の病院で新型コロナの治療に奮闘した医師の夫、滋さん(65)と喜び合った。

 滋さんらが見守る中、トーチキスに参加した小林さんは「公道は走れなかったが、感染にも心を配った、みんなで一つの方向を向く意義のあるイベントだった」と振り返った。掲げたトーチは、クリニック内に展示するつもりだ。「スタッフと患者さんが見て、元気になってもらえたら」とほほ笑んだ。

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2177840 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/04 09:30:00 2021/07/04 09:30:00 トーチキスでポーズをとる小林澄子さん(3日午後、松戸市で)=高橋美帆撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210703-OYT8I50052-T.jpg?type=thumbnail
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