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朝ドラ「ひよっこ」で描かれた独自リレー発案の父に「本物の聖火だよ」…写真忍ばせ走る

  
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竜神大吊橋を走る井上さん(常陸太田市で)=代表撮影
竜神大吊橋を走る井上さん(常陸太田市で)=代表撮影

 東京オリンピックの聖火リレーが4日、茨城県内で始まった。初日は鹿嶋市、大洗町、水戸市など8市町で、90人のランナーがそれぞれの思いを込めて聖火をつないだ。5日は古河市や土浦市、つくば市など8市で行われる。

 「走っている時に、父に『本物の聖火リレーだよ』と呼びかけました。一緒に走ることができて感謝の思いでいっぱいです」。井上峰子さん(66)は亡き育ての父親の写真を懐に忍ばせて大役を果たし、笑顔を見せた。

 茨城の農村などを舞台にしたNHK連続テレビ小説「ひよっこ」(2017年)では、「奥茨城村」独自の聖火リレーが描かれた。1964年の東京五輪の際、旧里美村(現常陸太田市)であった実際のエピソードを基にしている。その発案者が里親で村長だった佐川武広さんだ。

 村が聖火ルートに入らないのなら、村民の手でリレーを作り上げて盛り上げようと、聖火リレーで使われたトーチの製造会社から「聖火灯」を村の予算で購入。若者15人が村の南北約18キロをつないだ。

 当時の記憶は曖昧だが、父親が酒を飲んでは「村独自にやったんだぞ」と得意げに話していた表情を覚えている。

 「支えてくれた地域の皆さんに感謝の思いを伝えたい」と笑顔で走った。この日掲げたトーチを父親の墓前に持参して「ありがとうございました」と語りかけるつもりだ。

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2179440 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/05 09:31:00 2021/07/05 09:52:22 竜神大吊橋を走る井上峰子さん(4日午後、常陸太田市で)=代表撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210705-OYT8I50000-T.jpg?type=thumbnail
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