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さいたま新都心公園、聖火の到着祝う「セレブレーション」

  
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 東京オリンピックの聖火リレーは、埼玉県内3日目の8日、108人のランナーが川越市からさいたま市までの13市町を巡った。県内聖火リレーのゴール地点・さいたま新都心公園(さいたま市大宮区)では、聖火の到着を祝う「セレブレーション」が行われた。

聖火皿に火を移した具志堅さん(さいたま市で)
聖火皿に火を移した具志堅さん(さいたま市で)

 公道走行が中止となった川口市とさいたま市を走る予定だったランナー計33人が参加。「トーチキス」で聖火をつなぎ、最終ランナーの具志堅美咲さん(19)が聖火皿に火を移した。

 セレブレーションに参加したランナーたちも、聖火に様々な思いを託した。

 朝霞市の高校1年、戸田 悠音ゆうと さん(15)は、耳の聞こえない両親の間に生まれた。悠音さんのような子どもは「コーダ(CODA=Children Of Deaf Adults)」と呼ばれる。

 小学生の頃は、手話を使うことに煩わしさを感じていた。だが、6年の時に、デフ(ろう者)サッカーの選手だった父・康之さん(44)が、身振りやアイコンタクトを駆使し、障害がない人たちとプレーしている姿を見て、「何事も一生懸命に打ち込もう」と考えるようになった。今は「手話ができることは自分の個性」と思い、両親に感謝している。

 聖火リレーでは、トーチを持っていない左手で、親指と人差し指、小指を立てる手話の「アイラブユー」を披露した。「世界中の耳が聞こえない人やコーダの子どもたちに『アイラブユー』と伝えることができた」と笑顔で話した。

 狭山市出身の大学1年、浦田優斗さん(18)は、1992年バルセロナ五輪の男子1万メートルに出場した父・春生さん(59)のように「いずれは自分も五輪に出場したい」との思いを込め、聖火をつないだ。自身は小学生の頃、地元のクラブで陸上競技を始めた。中学時代は1500メートル、高校では3000メートル障害で全国舞台を経験。現在は春生さんが2016年まで監督を務めた中央大陸上競技部で、箱根駅伝や五輪出場を目指す。

 「父親が出場した五輪は僕にとって特別なイベント。聖火ランナーという形で携わることができて、すごく幸せ」と語った。

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2192165 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/09 09:32:00 2021/07/09 10:35:22 聖火皿に聖火を移した具志堅さん(7月8日午後7時53分、さいたま市で)=宮川徹也撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210708-OYT8I50138-T.jpg?type=thumbnail
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