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「金メダル」連呼の背番号10、自分の弱さも知る二面性も…サッカー男子・MF堂安 律

  
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 サッカー男子の東京五輪代表(原則24歳以下)で、背番号10を担うMF堂安律(PSVアイントホーフェン)が読売新聞のインタビューに応じ、頂点を目指す意気込みを語った。(星聡)

 強気な言動で、「東京世代」を力強く引っ張ってきた。発信してきた「金メダル」という目標は、今ではチームの道しるべになった。

12日のホンジュラス戦で2得点を挙げ、存在感を示した堂安=前田尚紀撮影
12日のホンジュラス戦で2得点を挙げ、存在感を示した堂安=前田尚紀撮影

 「色んなインタビューで『金メダル』と言ってきた。選手を始め、色んな人たちがそういう気持ちになっているのであれば、すごくうれしいこと」

 世界最高峰の欧州チャンピオンズリーグ優勝という目標を掲げ、10代で海を渡った。自国開催の五輪は自身を世界にアピールする絶好の機会にもなるが、チーム最優先の姿勢を強調する。

 「個人的にこれまでで一番大きな舞台になるのは間違いない。でもチームの結果が良かったからといって、自分の価値が上がると思うのはダメだと思う。自分の夢や野望はもちろんあるが、日本サッカーが盛り上がって、小さい子どもたちがサッカーをもう一度したい、堂安みたいになりたいって思ってもらえる大会にしないといけない」

 強気な気質を表に出す一方で、内に潜む「弱さ」も自覚する。その二面性が成長の原動力になっている。

 「メンタルの弱さは僕の周りにいる人たちが一番知っている。でもプレーする時は『そんなんじゃねえよ』っていう自分も持ち合わせることが大事。仮にメッシ(アルゼンチン代表)がいようが、試合中は一番うまいと思ってプレーする。弱さを知っていれば、足元を見ることができる」

 背番号はなじみの「7」や「8」ではなく、「10」。エースナンバーを渡され、さらに自覚は高まった。

 「背番号のことを話しているだけでも緊張する。監督から説明はないけど意図は分かっているし、しっかり自分で意味を考えたい。『堂安が10番でよかった』と言わせられるように、結果で示すしかない」

 3歳下で、同じ左利きのMF久保 建英たけふさ (レアル・マドリード)とは、U―20ワールドカップやフル代表でも共にプレーしてきた。高い足元の技術を誇る2人の連係は、世界に対抗する一番の武器だ。

 「頼もしいチームメートだし、対戦相手なら絶対に負けたくないし、ピッチを離れればかわいい後輩。周りから、2人の良さを出せたら世界に手が届くと思われているなら、それに応えたい。サッカー選手ではあるけどエンターテイナーだとも思っている。僕たち2人が楽しませたい」

  どうあん・りつ  1998年6月生まれ、兵庫県尼崎市出身。G大阪の下部組織で育ち、17歳でトップチームに昇格。19歳でオランダ1部のフローニンゲンへ移り、2年後に同国強豪のPSVアイントホーフェンに移籍。昨季は期限付き移籍したドイツ1部のビーレフェルトで全34試合に出場し、1部残留に貢献した。日本代表ではU―15(15歳以下)から世代別代表に選ばれ、18年9月に東京五輪監督も兼任する森保監督の下、フル代表デビューを果たした。

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2203939 0 東京オリンピック2020速報 2021/07/14 05:00:00 2021/07/14 05:07:42 「サッカー・キリンチャレンジ杯 U―24日本代表-ホンジュラス代表」 前半、ゴールを決めて喜ぶ堂安(12日、ヨドコウ桜スタジアムで)=前田尚紀撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210713-OYT1I50162-T.jpg?type=thumbnail
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